はじめに
第1章 ことばの獲得過程
初めてのことば、初語の出現に関わる発達
身振りの発達
非定型性とは
指さし行動の出現に見る発達
他者の心の理解
他者と一つの物や出来事を眺める──心と心との出会い
対物行動の発達
物に関わる過程で形成されるイメージ・スキーマ
ことばの獲得過程でよく見られる行動面での特徴
第2章 模倣とことばの獲得との関連性
ライク・ミー
表象の発達とその書き換え
模倣されることの認識の大切さ
音声、ことばの模倣
エコラリア
ワーキングメモリ
ことばの理解とことばの模倣
ことばの獲得期の模倣
第3章 語彙の獲得
理解語彙と表出語彙との関係
理解言語の発達における課題
表出語彙の獲得と構音の発達
ボキャブラリー・スパート
カテゴリー化の発達
PVT-R(絵画語彙発達検査)への反応に見られるフェーズ
獲得した語の消失
表出語彙のレパートリー
動詞(動作語)の獲得
心的状態と様子を表す語の獲得
時間や位置・場所を表すことば
レイト・ブルーマー
第4章 ことばの使用とその発達
前言語期における伝達機能の発達
模倣先行型と理解先行型──ことばの獲得過程に見られる個人差と語用との関連
過大拡張と過大制限
語用障がい
語彙獲得との関連
第5章 ことばとことばの結びつきに見る発達
1語発話期からの移行に見る発達
助詞の出現に見る子どもの認知発達
動詞の役割
統語の発達とその評価
知的発達症をもつ事例の統語発達
表象と表象との結びつき
家庭での日常的な遊びの認知発達との関連
2語発話出現期に見られる発達スタイル
言語に限局された神経発達症
第6章 生活のなかでの言語経験
言語経験とは
言語指導法における言語経験
物語を共に読むこと
家庭における語りかけ、読み聞かせ、読書経験と言語発達
生活経験のなかで
第7章 文字言語の獲得
就学前児における記号理解
音韻意識
読みの発達に向けて
初期の段階での読み間違い
全体的統合への支援
ワーキングメモリと情報処理
ディスレクシアと読み理解の障がい
書字の発達
書きことばの発達
第8章 「考える」道具としてのことば
質問行動に見る発達
子どものひとり言に見られる言語による思考
ことばの自己化
内言の発達が意味すること
ことばでことばを考えるメタ言語能力とメタ言語知識の発達
思考を表すことば
第9章 ことばの獲得プロセスに見られる非定型性
経過を見ていくことの意味
幼児期の言語発達症
認識の発達との関連
発達面での保護者や保育者の心配
第10章 ことばの発達支援をめぐって
ことばの獲得過程に見られる複雑性
「豊かなことばの獲得」を目指して
ことばの発達支援に向けた評価
個人差を踏まえた評価
発達検査の結果を通して
フォーマルな評価とインフォーマルな評価
初期のことばの発達支援
遊びの変化において着目すること
遊びをベースにした支援
遊びの発達に見られる順序性
感情的な困難さへの支援
養育者への支援をめぐって
家族への支援
バイリンガル、トリリンガルの言語環境で育つ子どものことばの発達
学齢期以降の支援をめぐって
支援システムの構築をめぐって
引用文献
おわりに
事項索引
人名索引