はじめに
序 章 新型コロナがもたらしたもの ──混乱と分断(秋本倫子・青野篤子)
1 コロナ禍とは
2 過剰な感染予防対策──「新しい生活様式」
3 コロナワクチンをめぐって
4 被害者支援の遅れ
5 心理学に携わる人間として、市民として、人として……
第Ⅰ部 新型コロナウイルス感染症とワクチンに対する意識調査
第1章 人々の意識はどのように形成されていったのか──全体の傾向から(青野篤子)
1 調査の目的と方法
2 調査結果
3 考 察
第2章 人々の意識はどのように異なるか──接種・非接種、ジェンダー、職種に注目して(青野篤子・松並知子)
1 コロナワクチン接種・非接種に注目して
2 ジェンダー差に注目して
3 職種に注目して
4 考 察
第3章 分極化する人々の意識(辻圭位子)
1 自由記述の内容
2 15のカテゴリーを読み解く
3 考 察
第Ⅱ部 コロナ禍を心理的に分析する
第4章 社会的重要問題に対する人々の判断・態度形成──コロナワクチンの接種を例に(坂西友秀)
1 どうして「ワクチン接種」に関心を持つのか
2 コロナワクチンに対する態度の形成
3 3種類の情報を利用した態度の形成
4 パンデミックで改めて問われること
コラム1 パンデミックと世論操作(いとうたけひこ)
第5章 歪められたエビデンスとつくられたコロナ禍──研究者・臨床心理士の立場から(秋本倫子)
1 筆者とコロナワクチン問題との出会い
2 コロナワクチンを巡る研究の問題
3 新型コロナ・パンデミックの欺瞞を告発する海外の人たち
4 新型コロナ・パンデミックの裏にある特殊な心理
5 コロナワクチンに反対する海外と日本国内での組織的な活動
6 コロナワクチンを考える心理関係者の会
第6章 感染症対策がもたらす個人と社会の不安(本田山郁子)
1 新型コロナ感染症対策への疑問
2 不安は社会によって作られる
3 不安を生み出す差別意識は、どのように形成・維持されたのか
4 「不安」と闘う
第7章 新型コロナ対策と若者のメンタルヘルス(細見直史・青野篤子)
1 新型コロナ対策──「新しい生活様式」
2 新型コロナ対策の光と影
3 コロナ禍の自殺増加
4 新型コロナ対策と自殺対策
第8章 少数意見の可視化から見えてくるもの──政治・医療やマスメディアに対する不信(秋本倫子)
1 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とワクチンに対する人々の意識調査」の特徴
2 自由記述回答に見る人々の思い
3 自由記述回答から伺われる感情
4 おわりに──「意識調査」が反映した声とそのゆくえ
コラム2 集めたデータを生かすこと──名古屋市「子宮頸がん予防接種調査」を例に(荒尾貞一)
第9章 対立の「あいだ」の心理、それぞれの物語(沼田あや子)
1 私とコロナ
2 私たちは選べたのか
3 不自由であっても、対立のあいだに留まる
第Ⅲ部 コロナ禍の人権侵害、そして支援へ
第10章 コロナ禍で浮かび上がった倫理問題──私たち一人ひとりの責任( 村本邦子)
1 自分で調べ、自分で判断すること
2 不要不急とは何か
3 トリアージ
4 思いやりワクチン
5 マスクの謎
6 陰謀論と科学的態度
7 分断から共存へ
第11章 コロナ禍における集合的ポジティブ・イリュージョン (尾崎真奈美)
1 危機状態における集合的ポジティブ・イリュージョン
2 ポジティブ・イリュージョンと正常性バイアス
3 精神的健康再考
4 コロナ禍におけるCPI
5 CPIの功罪
インタビュー1 ワクチン薬害を可視化する駆け込み寺2020:鵜川和久氏の活動──社会の構造的暴力を心的外傷の視点から考える(本田山郁子)
1 新型コロナワクチンがもたらしたもの──突然の家族の死、想定外の体調不良、そして孤立
2 被害者支援を続ける鵜川氏の活動──つながりを取り戻す
3 薬害概念の普及と心的外傷への支援
インタビュー2 市井の声に耳を傾ける──ワクチン接種に抗った人々へのインタビューから(村本邦子)
1 ワクチン接種をしなかった人々
2 どのようなプロセスを経てワクチン接種しないことを決めたのか
3 家族や周囲の人たちとの関係
4 周囲の圧力
5 「反ワク」「陰謀論」と呼ばれるものについて
6 人生に与えた影響
7 未来に向けて
終 章 コロナを経て考える──心理学のこれまでとこれから(田口久美子・秋本倫子)
1 コロナ禍を忘れることと忘れないこと
2 科学とは何か
3 ワクチンの功罪
4 新型コロナ感染と不安
5 国の政策とメディアの在り方
6 今後に向けて──心理学関係者として、市民として
索 引