序 日本の製紙業における合併効果
第Ⅰ部 生産性分析で見た合併効果
第1章 製紙業界の概況
1 日本における企業合併と製紙業界の再編
2 紙の種類と市況
3 日本における製紙業の成り立ち
4 製紙業界における市場構造の変化
5 製紙業界の分析に向けた課題
第2章 状態空間モデルを用いた価格弾力性の推定
1 洋紙市場における需要の価格弾力性
2 状態空間モデルと需要の価格弾力性の推計
3 産業利潤率と集中度および価格弾力性の分析
4 価格弾力性値の適用可能性
第3章 寡占市場における企業合併の理論と実証分析
1 寡占市場における合併動機と企業合併の理論
2 クールノー市場における利潤動機
3 シュタッケルベルク市場における合併効果
4 製紙業界における合併とDID分析による収益変化の検証
5 DIDによる合併効果の含意
補論 DIDに関する諸注意
第4章 洋紙市場における競争形態の検証
1 クールノー市場における競争形態の推定
2 シュタッケルベルク市場の推定方法
3 状態空間モデルを用いた価格弾力性の推定と単位費用の算出
4 競争形態の検定
5 競争形態の計測に関する考察
補論 競争形態の検証に関する先行研究
第5章 合併による生産構造の変化と全要素生産性の成長
1 合併による生産規模と多角化の変化
2 全要素生産性の指標
3 全要素生産性で見た製紙業界の合併効果
4 TFPの計測結果と課題
補論 ソロー残差とタイル・トーンキビスト指数の導出過程
第6章 製紙業におけるマーク・アップ率の循環と規模の経済性
1 マーク・アップ率の循環性に関する論争と包括的モデル
2 製紙業におけるマーク・アップ率の循環と規模の経済性の検証
3 マーク・アップ率と生産性および規模の経済性の実証分析
4 利潤率の循環性と規模の経済性に関する結論
補論 景気循環と利潤率に関する先行研究
第7章 日本の製紙業における規模と範囲の経済性
1 静学モデルによる規模と範囲の経済性
2 静学モデルによる規模と範囲の経済性の計測
3 動学的要素需要関数の理論
4 動学的要素需要関数を用いた規模と範囲の経済性の計測
5 規模と範囲の経済性に関する解釈
補論 規模と範囲の経済性に関する先行研究
第Ⅱ部 企業合併の効率性分析
第8章 確率的フロンティアモデルを用いた製紙業界の効率性分析
1 確率的フロンティアを用いた効率性の概念
2 確率的生産フロンティアモデルによるアプローチ
3 確率的費用フロンティアモデルによるアプローチ
4 SFAの計測結果に関する考察
第9章 生産DEAによる製紙業界の効率性評価
1 生産面からのDEAモデル
2 生産面のDEAを用いた製紙業界の効率性
3 DEA-Super Efficiencyモデル
4 DEA-Super Efficiencyモデルを用いた効率性分析
5 生産DEAによる効率性の考察
第10章 費用DEAとシミュレーション・データによる合併効率の評価
1 費用DEAのフレームワーク
2 費用DEAによる製紙業の効率性分析
3 製紙業界合併なかりせば
4 合併の効率性が収益性に与える影響
5 費用DEAによる効率性の考察
第11章 動学的DEAとネットワークDEAを用いた工場別効率性分析
1 動学的DEAのフレームワーク
2 動学的DEAを用いた企業レベルの効率性分析
3 動学的DEAを用いた工場レベルの効率性分析
4 Network Dynamic DEAのフレームワーク
5 Network Dynamic DEAを用いた工場レベルの効率性評価
6 工場レベルの動学的ネットワークDEAの含意
第12章 一般化費用関数を用いた規模と範囲の経済性と効率性の評価
1 一般化費用関数による配分非効率推計の理論
2 一般化費用関数による配分非効率の実証分析
3 トランスログ型SFAモデルを用いた非効率性の推定
4 一般化費用関数による計測結果の考察
第13章 日本の製紙業におけるイノベーション効果の分析
1 製紙業のイノベーションと新素材の可能性
2 寡占市場におけるイノベーションの効果
3 イノベーション効果のシミュレーション
4 費用DEAによるイノベーション効果の実証分析
5 イノベーション効果の展望
参考文献
あとがき
初出一覧
索 引