まえがき
序 章 教育とデータを結びつける
1 データで教育を考える
2 データをベースに思い込みから脱却することは難しい
3 本書の使い方
第Ⅰ部 リサーチ・クエッションを立て,データを集める
第1章 調査研究のプロセス
1 研究のプロセスを知る
2 データを吟味する
3 研究のスケジューリング
第2章 仮説検証のための論証戦略
1 データの形式と変数の種類
2 論証戦略と仮説検証
3 調査データの統計的分析における因果関係の探求
第3章 データ収集法の基礎
1 サンプリング──全体像を知るために一部分を抜き出す
2 データの種類とデータ収集方法
3 調査の種類
補 論 量的研究と質的研究をどのように使い分けるか
1 社会科学における方法論的立場
2 量的調査と質的調査はどのように使い分けるか
3 方法論のさらなる発展に向けて
第4章 学校での集合自記式質問紙調査の過程と研究倫理
1 学校通しの集合自記式調査のメリットと留意点
2 社会調査におけるデータ創出までの工程とタイムスケジュール
3 調査票の作成
4 研究倫理の重要性
第Ⅱ部 記述統計と推測統計の基礎
第5章 公開されている教育データをどう読むか──記述統計
1 教育統計データを見る際に注意すること
2 教育データの記述統計学
第6章 推測統計の基本
1 この章以降で紹介する分析の共通点
2 分析結果の読み方の原則
3 統計的検定のプロセス
4 検定のプロセスの注意点
第Ⅲ部 教育データを読み,解釈する
第7章 データ分析の第一歩──クロス集計とエラボレーション
1 クロス集計表とは
2 エラボレーションと3重クロス表
3 エラボレーションの実際と3重クロス表のタイプ
4 クロス表における関連性の測度
第8章 本当に差があるといえるのか──χ 2 検定
1 サンプリング誤差と偶然起きるズレ
2 χ 2 検定の考え方
3 χ 2 値を計算する
第9章 親子の学力に関連はあるのか──2グループ間の平均値の比較
1 t検定の結果を読む
2 読んだ本の冊数に男女差はあるか
3 サンプルサイズの影響と効果量
4 仮説検定の誤りについて
第10章 大学生は学年によって勉強量が異なるのか──3グループ以上の平均値の比較
1 3グループ以上の平均値を比較する表を読む
2 一元配置分散分析
3 多重比較
4 分析結果の作表と記述方法
5 大学生の勉強量とは
第11章 国語の成績が良い児童ほど算数の成績が良いのか──相関分析
1 国語と算数の成績間の関連を調べる
2 相関係数の算出
3 相関係数の分析における注意点
4 相関係数の解釈の注意点
第12章 1時間勉強するとどのくらい学力は上がるのか──回帰分析の考え方
1 回帰分析の実際
2 回帰分析の考え方
3 最適な回帰線を引き,評価するための手続き
第13章 読書は国語の成績を上げるか──重回帰分析
1 何のために重回帰分析をするのか──単回帰分析との違い
2 重回帰分析のモデル式と基本的な分析手順
3 回帰係数の統計的意味と検定
4 標準化回帰係数による変数どうしの比較
5 「国語の成績」における男女差──「男子ダミー」の投入
6 「読書時間の効果」における男女差──交互作用項の投入
第Ⅳ部 教育データの高度な分析手法を知る
第14章 階層的なデータをどのように分析するのか──マルチレベル分析
1 マルチレベル分析とは何か
2 なぜマルチレベル分析を用いるのか
3 マルチレベル分析の有用性
4 マルチレベル分析のステップ
5 マルチレベル分析結果の解釈
第15章 一度獲得した学力はどう変化するのか──パネルデータの分析
1 パネルデータを使えばどんな「良いこと」があるのか
2 成長曲線モデル
3 計量経済学における固有効果モデルおよびランダム効果モデル
4 パネル調査におけるサンプル脱落およびデータ欠損への配慮
あとがき
付表
索引
コラム1 国際比較調査から見る日本の教育費負担意識
コラム2 社会科学における因果推論
コラム3 記述統計を教育研究に活用する方法
コラム4 データ分析と統計ソフト
コラム5 4類型をつくる
コラム6 有意差が認められなかった分析結果は無意味か
コラム7 ロジスティック回帰分析