公認心理師の基本を学ぶテキスト 監修者の言葉
序 章 公認心理師と健康・医療心理学（古賀恵里子・今井たよか）
１ 健康心理学・医療心理学と公認心理師
２ 現場のニーズにそったアプローチ
３ 多層的で動きのあるアセスメント
４ 本書の構成と各章の紹介
５ 基礎と実践のための健康・医療心理学
トピックス ＨＩＶ／ＡＩＤＳにかかわる支援（小坂礼美）
第Ⅰ部 健康心理学
第１章 ライフサイクルと心身の健康──生物─心理─社会モデルからみた生涯発達（宮城アトム）
１ 健康とは
２ 人生の前半──誕生と成長
３ 人生の後半──老いと死
４ 物語としてのライフサイクル──架空事例を通して
第２章 ストレスと心身症──心身相関の基礎理解と心理学的支援（馬場天信）
１ ストレスと心身症
２ ストレスと関連する性格特性
３ 心身症・ストレス関連性疾患への心理学的支援の実際
第３章 ヘルスプロモーションと予防──多職種協働によるチーム医療で行う心理社会的支援（安藤美華代）
１ ヘルスプロモーションと病いの予防
２ 健康行動の理解と支援
３ 糖尿病をもつ人への心理臨床
コラム 糖尿病によるつらい気持ち
第Ⅱ部 医療心理学
第４章 妊娠・出産・育児期のケア──家族となっていくことへの支援（永田雅子）
１ 妊娠・出産・育児の支援
２ 周産期医療の場におけるケア
３ 子育てを地域で支える
４ 地域と医療で親子を支える
コラム 周産期医療における心理専門職の活動
第５章 医療・保健領域における子どもの心理発達支援──子どもの声を聴き，養育者と協働し，社会とのつながりを育む（吉岡彩子）
１ 子どもの心と出会うために
２ 子どもと家族のアセスメント
３ 身体疾患・発達障害・心的外傷をもつ子どもの心理発達支援
４ アセスメントと支援・連携の実際──小児科・児童精神科事例を通して学ぶ
第６章 がん・難病──病を抱え，生命と向き合うための支援（厚坊浩史）
１ がん・難病に罹患するということ
２ 死と向き合うこと
３ 公認心理師としてがん医療現場で求められること
コラム 意思決定支援
第７章 精神科（1）入院治療──治療や回復を可能にする環境（古賀恵里子）
１ 精神科入院治療について公認心理師に求められる基礎知識
２ 精神科入院治療とは
３ 公認心理師に求められるアセスメント
４ 入院治療における心理学的支援
第８章 精神科（2）精神科診療所・外来精神医療──身近になった精神科医療と公認心理師（今井たよか）
１ 精神科診療所・外来精神医療と心理支援
２ 精神科診療所・外来精神医療における公認心理師の役割
３ うつ病の架空事例──うつ病から職場復帰への回復過程
第９章 アディクション──アルコール依存症と摂食障害の入院治療を中心に（牧野友也）
１ アディクションとは
２ アルコール依存症の治療
３ 摂食障害の入院治療
第Ⅲ部 保健と災害支援の心理学
第10章 ひきこもり支援──家族・多職種・地域との連携（小坂礼美）
１ ひきこもりの現状
２ ひきこもりの要因とアセスメント
３ ひきこもりの支援と多職種連携
第11章 認知症と高齢者支援──高齢者にかかわる際の基本的知識（椿野洋美）
１ 高齢者とは
２ 認知症とは
３ 高齢者と認知症患者への支援体制について
第12章 自殺対策──身体救急医療の現場から（伊藤 翼）
１ 自殺の実際と対策
２ 医療における実践
３ 自殺対策において公認心理師に求められること
第13章 災害支援と支援者のケア──中・長期支援を見据えて（諏訪賀一）
１ 災害とその備え
２ 災害時における心理学的支援の展開
３ ＤＰＡＴ（災害派遣精神医療チーム）
４ 支援者のケア
索 引
