はしがき
序 章 デジタル変革期を迎えた広告産業
1 デジタルシフトによるゲームチェンジ――広告会社のルールが変わった
2 広告会社の変遷とビジネス領域の拡張と変革
3 ビジネスデザイン・カンパニー――ブランディングパートナーから事業開発パートナーへ
第Ⅰ部 広告産業市場と広告会社の組織・機能
第1章 広告産業のグローバル市場とビジネスの発展過程
1 広告産業とグローバル市場
2 世界の広告市場動向――現状と予測
3 米国の広告市場動向とコンサルティング会社の発展
4 日本の広告市場と広告ビジネスの特徴
5 広告会社のビジネスと発展過程
6 データリッチ市場と社会的課題という2つのグローバリゼーション
第2章 グループ経営による統合化とサイロ問題
1 企業のマーケティング活動と広告
2 IMCフルサービスエージェンシーの組織・業務
3 英国発アカウントプランニング
4 広告会社のタイプ
5 組織のサイロ化と脱サイロ策
第3章 グローバルスタンダード VS. ローカルスタンダード――欧米との比較に見る日本の独自性
1 日米広告ビジネスの差異――アカウント上の制約と報酬制度
2 広告ビジネスのグローバルスタンダード
第Ⅱ部 デジタル時代の到来がもたらした広告の変容
第4章 説得から共感コミュニケーションへ――消費者主権時代の影響
1 広告ビジネスの構造変化をもたらす要因
2 メディア環境・広告コミュニケーションの変化
3 マーケティングは顧客重視へシフト
4 生活者の変化と消費者の購買心理プロセスの変容
第5章 AdvertisingからCreativityへ――カンヌライオンズの新しい潮流と広告クリエイティブの拡張
1 カンヌライオンズの変遷
2 2000年以降のクリエイティブの変遷
3 広告クリエイティブの拡張――コンテンツ・テクノロジー・社会的課題解決・製品開発の4つの融合領域の成立
4 カンヌライオンズの4つの融合領域の進展――2015年以降
第Ⅲ部 コンテンツ・テクノロジー・ジャーナリズム・製品開発との融合と業務の拡張
第6章 コンテンツマーケティングとネイティブ広告――「広告」から「コンテンツ」へ
1 コンテンツと広告の融合
2 オウンドメディアによるコンテンツマーケティング
3 ネイティブ広告――Webサイト上の記事と広告の融合
第7章 広告配信・取引の自動化――個人データの活用・規制とネット広告の課題
1 インターネット広告とアドテクノロジーの進展
2 データドリブンマーケティングとDMPの役割
3 プログラマティック広告1.0から3.0へ
4 広告主とエージェンシーのデータの主導権争い
5 個人データ活用規制とターゲティング広告への影響
6 インターネット広告の課題――健全性・透明性
第8章 企業の経営課題となった社会的課題――データクリエイティブによる企業広告の開発
1 ジャーナリズムと広告の融合――「What to Say」と「How to Say」によるアプローチ
2 広告による社会的課題への取り組み
3 カンヌライオンズのソーシャル・グッド(Social Good)
4 ジャーナリズムのイノベーション――データジャーナリズム
第9章 製品開発への関与――クライアントとのCo-Creation(共創)
1 製品開発というビジネス領域への関与
2 新産業革命の到来と水平協働型ビジネス
3 クライアントと広告会社のCo-Creation
4 IoT製品(プロダクト)とサービス
5 IoTのプロモーション及びマーケティングへの活用
第Ⅳ部 広告会社の将来をデザインする
第10章 広告会社の課題と創造的破壊――メディア・テクノロジー・クリエイティブの融合
1 広告会社を取り巻くビジネス環境の変化
2 米国アド・エージェンシーの課題
3 広告会社のビジネスモデルの変化――第1世代から第4世代へ
4 ディスラプションカンパニー――創造的イノベーションを生み出す企業
第11章 脱サイロ化によるオーケストレーション効果の発揮――経営戦略論からみたIMCケイパビリティ
1 ディスラプション・不確実性の時代の経営戦略
2 競争戦略と4つのアプローチ
3 経営論の理論的変遷と位置づけ
4 IMCケイパビリティからみた広告会社(メガ・エージェンシー)
第12章 広告会社の事業開発機能の強化――ビジネスデザイン・カンパニーへ
1 広告会社3.0――ビジネスデザイン・カンパニー
2 広告会社のクリエイティビティを活かす新事業開発領域
3 新事業創出に向けての内部資源
4 広告会社にとっての事業開発機能の強化
5 産業融合による新たな事業創出とチーム編成
6 広告会社の持続的競争優位性
あとがき
参考文献
索 引