はじめに
序論(ヴァレン・L・スミス)
1 観光の特質──一つの定義
2 観光のタイプ
3 観光のインパクト
4 モデル・カルチャーの役割
5 一人で来るかみんなで来るか──数の影響
第Ⅰ部 観光と余暇─ 理論的概観
第1章 観光──聖なる旅(ネルソン・H・H・グレイバーン)
1 働いてばかりいないで遊べ
2 旅行に行くべきか行かざるべきか、それが問題だ
3 聖なるものと俗なるもの、あるいは変化という休息と等しく善きもの
4 世俗的な魂の探究──観光における旅のモチーフ
5 自然ツーリズムと文化ツーリズム
6 聖杯─象徴とみやげ
7 「あなたもここにいてくれたら」
第2章 帝国主義の一形態としての観光(デニソン・ナッシュ)
1 帝国主義
2 帝国主義の一形態としての観光
3 観光の発生
4 観光地の創造
5 観光上の交渉
6 観光の結果
7 観光の進化
第Ⅱ部 非西欧社会における初期の観光
第3章 エスキモー観光──境界人とそのミクロ・モデル群(ヴァレン・L・スミス)
1 初期の北極観光──エスキモーと外来者との接触
2 ポスト土地権主張時代の観光──1971〜1987年
3 北極観光の将来
4 ミクロ・モデルと境界人
第4章 先住民観光における性別役割──クナ・モラ、クナ・ヤラと文化的生き残り(マーガレット・バーン・スウェイン)
1 クナ先住民観光
2 クナ観光の限界──ツーリストの視点から
3 クナ社会における観光──性別役割とその変容
4 結論
第5章 トンガ観光の再検討──困難な時代は続くのか(チャールズ・F・ウルバノヴィッチ)
1 プロローグ
2 背景
3 経済的問題
4 観光の経済的役割
5 観光に何の意味があるか
6 結論
7 エピローグ
第6章 観光の理論的分析に向けて──バリにおける経済二元論と文化のインヴォリューション論(フィリプ・フリック・マッキーン)
1 バリ観光
2 理論的問題
3 経済二元論
4 文化のインヴォリューション論
5 結論──バリと観光
6 エピローグ
第7章 インドネシア・スラウェシのトラジャにおける観光(エリック・クリスタル)
1 トラジャの文化
2 政治的状況
3 ツーリストの倫理
4 結論
5 あとがき
6 エピローグ
第Ⅲ部 ヨーロッパのリゾートにおける観光
第8章 切り売りされる文化──文化の商品化としての観光に関する人類学的展望(デイヴィッド・J・グリーンウッド)
1 文化を商品とみなすことができるか
2 文化と公的儀礼の人類学的定義
3 フエンテラビーアのアラーデ
4 転換期──公のものとなるアラーデ
5 余波──文化的意味の崩壊
6 結論──切り売りされる文化
7 1977年のあとがき
8 エピローグ
第9章 カタルーニャのリゾート都市における観光とツーリストの見方の変化(オリロル・ピースニェア)
1 イントロダクション
2 地元住民と外来者──一つの歴史的視点から
3 マス・ツーリズムの登場
4 地元住民とツーリスト──認識の枠組み
5 観光と個別性の喪失
6 「私たちの」観光客を守る
第Ⅳ部 複雑な社会における観光
第10章 ノースカロライナ州沿岸地域の三つの町における観光と開発(ジョン・グレゴリー・ペック/アリス・シアー・ラピ)
1 フィールドワークの概要
2 調査地概要
3 オリエンタルのコミュニティ
4 バースのコミュニティ
5 ハーカーズ・アイランド
6 結論
7 ジョン・グレゴリー・ペックによるエピローグ
8 ハーカーズ・アイランド
第11章 観光がアメリカ合衆国南西地方インディアンの芸術と工芸に与えた影響(ルイス・I・デイッチ)
1 歴史の概要
2 20世紀初頭の衝撃
3 新たな目覚め
4 今後の見通し
第12章 楽しみと儲けのための骨董品づくり──イランにおけるユダヤ教徒商人とユダヤ教徒ツーリストの出会い(ローレンス・D・ローブ)
1 イランにおけるユダヤ教徒の孤立
2 イランにおける観光
3 イランの民族芸術
4 偽の骨董品
5 観光の社会的効果
6 エピローグ
第13章 ポリネシアン・カルチュラル・センター──太平洋の七つの文化で構成される多民族モデル(マックス・E・スタントン)
1 夢の展開
2 モデル・カルチャーが果たす機能
3 モデル・カルチャーがもたらす経済的な影響力
4 実世界におけるモデル・カルチャー
第Ⅴ部 観光の理論に向けて
第14章 人類学的視座からの観光研究(テロン・ヌーニェス/ジェームズ・レット)
ゲストからホストへ──訳者あとがきにかえて
引用・参考文献/日本語版への文献案内
索引