著:ニコラス・チェア
モントリオール大学美術史学科教授。視聴覚分野の現代美術やジェンダー論が専門。トラウマ体験を証言する表現形式としての美術・文学研究でも知られる。2007年、フランシス・ベーコンの絵画研究により、独創的な研究に授与される英国リーヴァーヒューム財団賞を受賞。著書にAuschwitz and Afterimages: Abjection, Witnessing and Representation (2011), After Francis Bacon: Synaesthesia and Sex in Paint (2012), Matters of Testimony: Interpreting the Scrolls of Auschwitz (with Dominic Williams, 2015)〔『アウシュヴィッツの巻物 証言資料』(ウィリアムズと共著)二階宗人訳、みすず書房〕。
著:ドミニク・ウイリアムズ
リーズ大学ユダヤ学科特別研究員。20世紀の英国ユダヤ文学やホロコーストを研究。ニコラス・チェアと「アウシュヴィッツの巻物」の共同研究を進め、戦後証言とその表象を考察している。チェアとの共著にRepresenting Auschwitz: At the Margins of Testimony (2013), Matters of Testimony: Interpreting the Scrolls of Auschwitz (2015) 〔『アウシュヴィッツの巻物 証言資料』二階宗人訳、みすず書房〕。
訳:二階 宗人
1950年生まれ。早稲田大学卒(労働経済論専攻)。ジャーナリスト。NHK記者としてローマ(エルサレム)、ジュネーヴ、ロンドン、パリの各総支局に駐在。東西冷戦下のヨーロッパ、中東紛争、バチカンの動静などを取材した。ヨーロッパ中東アフリカ総局長をはじめNHKエンタプライズ・ヨーロッパ社長を歴任。ホロコーストをめぐる思潮と宗教間対話に関心をもち、ナチ強制収容所の遺構やゲットー所在地跡の多くを訪ねている。これまでに上智大学神学部非常勤講師や米国フェッツァー財団の顧問をつとめた。訳書にシルリ・ギルバート著『ホロコーストの音楽』(2012年)、ニコラス・チェア/ドミニク・ウィリアムズ共著『アウシュヴィッツの巻物 証言資料』(2019年、ともにみすず書房)がある。日本宗教学会会員。長野県在住。