著:ミシェル・モランジュ
1950年生まれ。リモージュ大学で生物学を学び、1971年パリのパスツール研究所に入り、1978年、酵素学で学位を得る。併行してパリ第十大学でジャック・メルロー=ポンティ(モーリスの従弟)に師事して哲学を学び、1978年に分子生物学の歴史と認識論に関する学位論文で哲学の博士号取得。以来、科学者(分子生物学/細胞生物学/発生生物学)としても、歴史・哲学者としても活躍。著書『生物科学の歴史』(Editions du Seuil, 2016〔佐藤直樹訳、みすず書房、2017〕)のほか、分子生物学の歴史やそのフランス学派の特徴などに関する著作もある。最近の研究テーマは、「生命とは何か」、化身、ポストゲノムの正確な意味、生物学の学際研究の難しさなど。現在、パリ第六大学とパリ高等師範学校(ENS)の教授、ENSの科学史科学哲学センター長。生物学の歴史・哲学・社会学に関する国際学会(ISHPSSB)会長も務める。
訳:佐藤 直樹
1953年、岐阜市生まれ。東京大学理学部生物化学科卒業。同大学院理学系研究科博士課程生物化学専門課程単位取得退学、同年、理学博士。東京学芸大学教育学部助教授、埼玉大学理学部教授をへて、2004年より東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻・生命環境科学系教授。専門は植物ゲノム・生命科学・生物情報解析など。著書に『エントロピーから読み解く 生物学──めぐりめぐむ わきあがる生命』(裳華房)、『40年後の『偶然と必然』──モノーが描いた生命・進化・人類の未来』(東京大学出版会)、共著に『光合成の科学』(同)、『生命科学』(羊土社)など。訳書にクリストフ・マラテール『生命起源論の科学哲学──創発か、還元的説明か』、ジャン・ドゥーシュ『進化する遺伝子概念』、ミシェル・モランジュ『生命科学の歴史――現代の生命思想を理解するために』(以上みすず書房)など。