学生と企業のマッチング
データに基づく探索
編著:梅崎 修
編著:田澤 実
編著:佐藤 一磨
内容紹介
労働市場や就活スケジュールが変転し、働き方や将来ビジョンも不透明化し続けたこの10年を扱う総合的実証研究。学生の地域移動や女性のキャリア展望、インターンシップなど個別のテーマの分析とともに、大学入学から就職活動をへて離職・転職にいたる学生側の意識の変化や、企業側の採用行動などをアンケートをもとに検証し、就活市場の実態を明らかにする。『大学生の内定獲得』の姉妹編。
目次
序章 学生と企業の双方から「学校から企業への移行」を捉える
1 はじめに
2 本書の構成
3 学生支援・企業実践への示唆
4 本書を読み進める中での注意
第1章 進学と就職に伴う地域移動
1 問題の所在
2 官庁統計による実態把握
3 先行研究の紹介と本章の視点
4 データ
5 分析結果
6 結論
第2章 意見の主張と感情コントロールが大学適応に与える影響
1 問題の所在
2 方法
3 分析結果
4 考察
第3章 学生のキャリア志向は親から影響を受けるのか?
1 問題の所在
2 キャリア・オリエンテーションの規定要因研究の必要性
3 大学生のキャリア・オリエンテーションと他者としての親
4 親の就業形態による違い
5 方法
6 分析結果
7 考察
第4章 結婚しても働き続けたい女子学生は内定しやすいのか?
1 問題の所在
2 データ・分析手法
3 分析結果
4 結論
第5章 就職活動解禁時期の変更は学生の就職活動を変えたのか?
1 問題の所在
2 先行研究
3 データ
4 分析仮説・分析手法
5 分析結果
6 結論
第6章 インターンシップ体験は内定獲得をもたらすのか?
1 問題の所在
2 分析枠組み
3 データ・分析手法
4 分析結果
5 結論
第7章 就活生から見た大学内支援者
1 問題の所在
2 方法
3 分析結果
4 考察
第8章 早期離職者はどこに転職したのか?
1 問題の所在
2 先行研究
3 データ・分析手法
4 分析結果
5 分析の整理と拡張
6 結論
第9章 企業は学生にどのような能力を求めているのか?
1 問題の所在
2 なぜ能力要請が変化したのか
3 先行研究
4 集計による特徴把握
5 データと分析手法
6 分析結果
7 結論
第10章 アンケートは学生の就職活動を把握しているのか?
1 問題の所在
2 入学から卒業までの流れとサンプル・バイアス
3 データの説明
4 分析結果
5 結論
あとがき
初出一覧
索引
ISBN:9784588686092
。出版社:法政大学出版局
。判型:A5
。ページ数:264ページ
。価格:3200円(本体)
。発行年月日:2019年05月
。発売日:2019年05月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN。