まえがき
凡例
引用全集一覧
挿図一覧
序章 作品を観る場 ザクセンの王都ドレースデンとその王室画廊
1 ザクセンの王都ドレースデン
2 ドレースデンの王室画廊とその展示法
3 ドレースデン王室画廊訪問記
4 作品鑑賞手段としての版画集
第一部 ヴィンケルマンとその世紀
第1章 ヴィンケルマンの古典主義
1 古代美術模倣論
2 「ギリシア的自然」(ヘルダリン)
3 「高貴なる単純と静謐なる偉大」
4 ギリシア美術の四様式
第2章 レッシングのラオコーオン論
1 絵画(造形芸術)と文学(言語芸術)
2 古代文献とラオコーオン像の制作年代
第3章 ヘルダーのラオコーオン論と彫塑論
1 レッシング批判(「不滅のヴィンケルマン」)
2 ヴィンケルマン批判
3 触覚または彫塑論
第4章 ヒルトのラオコーオン論と特性論
第5章 ゲーテの古典主義
1 自然と芸術(『プロピュレーエン』「序説」)
2 ラオコーオン論
3 ヴィンケルマン小伝(「われらがヴィンケルマン」)
第6章 初期ロマン派の芸術論
1 フリードリヒ・シュレーゲルの文学論
2 ヴァッケンローダー(『心情吐露』)とティーク(『シュテルンバルト』)
3 フリードリヒ・シュレーゲルの絵画論
第二部 シェリングのミュンヘン講演
第1章 時代の中のミュンヘン講演
1 バイエルンの王都ミュンヘン
2 ミュンヘン講演の歴史的問題点
3 『芸術哲学』講義とミュンヘン講演
第2章 芸術哲学と自然哲学
1 ドイツ美学と自然哲学
2 自然模倣と古代模倣
3 自然哲学と天才美学
4 「自然精神」をめぐって
第3章 象徴と寓意 ヴィンケルマン,モーリッツ,シェリング
1 絵画と彫刻
2 他律と自律または寓意と象徴
3 神話と象徴
4 象徴と寓意または古代と近代
第4章 特性と悲劇 モーリッツ,ゲーテ,シュレーゲル,シェリング
1 造形的模倣
2 自然模倣,手法,様式
3 特性と非特性
4 特性と悲劇
第5章 彫刻と絵画 ラファエロ,カラッチ,レーニ
1 彫刻と絵画
2 カラッチ絵画とレーニ絵画
3 ラファエロ絵画とレーニ絵画
第6章 ドイツ芸術の再生に向けて
1 バイエルン王室の芸術振興
2 古代模倣と自然観察
3 ドイツ芸術の「花」デューラー
終章 ディオニューソス的なるもの シェリング,ショーペンハウアー,ニーチェ
あとがき
ギリシア美術年表
画家年表
人名索引