叢書・ウニベルシタス 707
われわれと他者
新装版
フランス思想における他者像
著:ツヴェタン・トドロフ
訳:小野 潮
訳:江口 修
紙版
内容紹介
モンテスキュー、モンテーニュ、ルソーからレヴィ=ストロースにいたるフランスの思想家や作家たちは、人種や民族の問題をどのように捉えてきたか──彼らとの対話を通してその思想的系譜を仔細に検討し、人種差別や外国人排斥という近代の病理の淵源を探りつつ、現代世界に生きる人間の倫理を問う。
目次
序
第一章 普遍と相対
自民族中心主義
科学主義
モンテーニュ
相対主義の展開
レヴィ=ストロース
第二章 人種
人種と人種差別
ゴビノー
ルナン
人種理論の道
第三章 国民
国民とナショナリズム
トクヴィル
ミシュレ
ルナンとバレス
ペギー
ナショナリズムがもたらしたもの
第四章 異国的なもの
他者の正しい使用法
シャトーブリアン
ロチ
セガレン
近代の旅行者たち
第五章 中庸(モデラシオン)
『ペルシャ人の手紙』
『法の精神』
穏やかな人間主義
訳者あとがき
人名索引
参考文献
ISBN:9784588140020
。出版社:法政大学出版局
。判型:4-6
。ページ数:658ページ
。定価:6800円(本体)
。発行年月日:2015年02月
。発売日:2015年02月13日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。