叢書・ウニベルシタス 910
フロイトの伝説
著:サミュエル・ウェーバー
訳:前田 悠希
紙版
内容紹介
フロイトのテクストは回帰する──永遠に不気味な魅惑として。言語の天才、デリダの親友の批評家サミュエル・ウェーバーが、精神分析それ自体の来歴と葛藤の源泉を驚くべき精緻さで読み解く、脱構築批評の代表作。「不気味なもの」をはじめとするフロイトの諸論考、ホフマン『砂男』等の文学作品が、言語と人間の劇としての比類ない深さで現れる。訳者との往復書簡(邦訳オリジナル)も付す。
目次
序 文
第Ⅰ部 取り置かれた精神分析
わが道を行く
ナルシシズムの問題
観察,記述,比喩言語
取り置かれたメタ心理学
第Ⅱ部 余 部
葉状体の意味作用
機知──子どもの遊び
毛むくじゃらの犬の物語
第Ⅲ部 ラヴ・ストーリー
分析家の欲望──遊びの中の思弁
The Fort !
思弁──差異を発する方法
余談,あるいは悪意の瞬間についての注記
不気味な思考
解題にかえて──往復書簡
訳者あとがき
ISBN:9784588009105
。出版社:法政大学出版局
。判型:4-6
。ページ数:398ページ
。定価:4200円(本体)
。発行年月日:2009年03月
。発売日:2009年03月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP。