出版書誌データベース

◎アイルランド、スコットランド、ウェールズなどケルト圏をふくむイギリス諸島を中心に、ヨーロッパの文学や民話に登場する妖精約400を収載。
◎イギリス各地の生活･風習に根ざした興味深い妖精とのつきあい方を紹介。
◎妖精研究に貢献した妖精学者、民俗学者、年代記作者、民話収集家、妖精をテーマに作品を発表した詩人、作家などの評伝を簡単に紹介。
◎妖精との遭遇体験、幽霊話など、民話収集家がイギリス各地から集めた話を紹介。
◎妖精のすべてを知るための豊富な情報が712項目。

編著：キャサリン・ブリッグズ
1898年ロンドン郊外のハムステッドに生まれる。イギリスにおけるフォークロアの権威で、1967〜70年まで、イギリス・フォークロア学会の会長。それ以後は名誉会長の地位にあった。
主な著書に、『妖精の国の住民』、『イギリスの妖精』『英国昔話事典』、『妖精ディックのたたかい』などがある。
1980年逝去。

他訳：平野　敬一
1924年カリフォルニア生まれ。東京大学文学部卒。東京大学教授、明治大学教授を務める。東京大学名誉教授。英文学のみならずカナダ文学や英語の伝承文化にも関心が強い。主要著書には『マザー・グースの唄』、『バラッドの世界』などがある。
2007年逝去。

他訳：井村　君江
栃木県生まれ。東京大学大学院（比較文学）卒。明星大学名誉教授。うつのみや妖精ミュージアム名誉館長。金山町妖精美術館館長。イギリス・アイルランド・フォークロア学会終身会員。主要著書は、『ケルトの神話』、『妖精の国』、『妖精の系譜』、『妖精とその仲間たち』などがある。