第1章 愛着障害を現場で理解・支援することで見えてくるもの――愛着の絆とは何か?
1 愛着障害の特徴――アセスメントのポイント
2 愛着障害と発達障害の違い
3 愛着障害の3タイプの存在
4 「外に現れる行動特徴」「愛着障害の3大特徴」「相補行動・昂進化現象として現れる特徴」「主たる養育者の行動」について
5 愛着形成とは何か――愛着障害の支援から見えてくる愛着の絆とは?
6 愛着障害・愛着の問題を抱えるこどもに「してはいけない対応」
7 「愛情の器」モデルに基づく支援
第2章 ワークシートで理解する具体的現象・気になる行動の原因と支援のポイント
ワークシートの使い方
Ⅰ:感情への支援
1 相手の嫌がることを察知してくるのはどうして?
2 叱っても、その行動がますます増えてくるのは?
3 褒めているのに、行動が改善しないのはどうして?
4 褒めたのに、パニック的に暴れました。
5 不適切な行動にはどんな対応をすれば?
6 こどもに主導権を取られて愛情欲求された場合、どうすればエスカレート現象を防げるでしょうか?
7 カウンセリングマインドに則った支援がうまくいかない理由。
8 キーパーソンを中心にした支援体制はどう作るのか。
9 「親や、キーパーソンを独り占めしようとする」行動にはどう対応すれば?
10 誰がキーパーソンになればいいのでしょうか?
Ⅱ:行動・現象への支援
1 親が送ってきて、帰ろうとすると「帰らないで」と泣き叫びます。
2 お迎えが来ても帰りたがりません。
3 学校園所で普段は攻撃的でないのに、母親の前だけで暴れます。
4 被害者アピールが頻繁にあります。
5 していないことをしたというウソをつきます。
6 なんでも欲しがるので困ります。
7 モノを大切にせず、よく壊します。
8 つばを吐き、食べたものを吐いてまた食べたり、吐いたものを人になすりつけたりします。
9 おしっこ、うんちをお漏らししたり、トイレでないところで用を足したりします。
10 他のこどもや、他の生徒に抱きつき、そのことで嫌がられても、喜びます。
11 他者の弱みを言いふらし、みんなでからかうことをよくします。
12 他のこどもを煽動して、不適切な行動をするように仕向けます。
13 トラブルを挑発し、もめごとをつくって喜びます。
14 集団に割り込み、入り込もうとします。
15 他のこどもの作品を壊して、喜んでいます。
16 他のこどもが褒められるとその子を攻撃し、自分が褒められると逃げたり、怒ったりします。
17 集団では落ち着かず、多動になり、他のこどもにいろんな指摘をします。
18 二人のこどもがキーパーソンを取り合って困ります。
19 こどもの要求がエスカレートして困ります。
20 嫌なことがあったとよく訴えてきます。
21 他のこどもに「自分はやっていない」とウソをつきます。
22 褒めていると怒りだします。
23 他のこどもに暴力をふるったことを認めません。謝りません。
24 授業を抜け出し、追いかけると逃げます。「もう好きにしたら」というと激怒します。
25 指示に従わない場合、集団の前ではどう対応すればいいでしょうか?
26 徒党を組んで教師に反抗し、くってかかります。場を考えず不規則発言をします。
27 性的問題を抱えているこどもに困っています。
28 幼児ですが、性器いじり、性器こすりつけ行為が目立ちます。
29 認知機能の発達が遅く、感情のラベリングが難しいのです。
Ⅲ:ASD+ADの第3タイプの愛着障害への支援
1 勝ち負けにこだわり、負けると相手や周囲のこどもを攻撃したり、すねたりします。
2 「にらまれた」「笑われた」と訴えながら、「一生呪ってやる」などとひどい暴言を言い続けます。
3 激しく泣きわめき、なかなかおさまりません。
4 嫌なことはしたがらず、好きなことしかしません。
5 失敗したら固まって動かなくなります。クールダウンしようとしても、なかなか部屋を出ようとしません。
6 激しい大暴れをするので、対応に苦慮しています。
Ⅳ:保護者支援
1 保護者がしっかりかかわっているように見えるのに、愛着の問題があるのはなぜですか?
2 保護者が優しく対応しているのに、こどもに愛着の問題があるのはどうしてですか?
3 保護者にこどものいいところを伝えても、不満いっぱいの受け取りをされるのですが?
4 保護者の言い分とこどもの言い分が食い違う場合の対応はどうすればいいでしょう?
5 保護者のこどもに対する対応が一貫していません。自傷行為があっても気にしない場合はどうすればいいですか?
6 こどもの情報を伝えても聞く耳を持たない保護者(同僚の教師、保育士、指導者)にどう対応すれば?
第3章 まとめ