闇中問答

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著：葉室麟

出版社：PHP研究所

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内容紹介

直木賞作家・葉室麟がデビュー前に書いた小説が見つかった。
織田家中の男が、信長本人も知らなかった出生の秘密に迫っていく中編小説「闇中問答」である。
大胆な発想をもとに、のびのびとした筆致で描かれており、文芸評論家の末國善己氏も、「習作のレベルを超えている」と太鼓判を押す。
この作品で著者は、信長の謎めいた出自について、乳母や家臣、一族の者らの証言をもとに明らかにしていくのだが、そこには著者の創作活動を知るうえで不可欠な要素を随所に見ることができる。
著者の信長観が垣間見えるエッセイや読物を併せ読むことで、天下人・信長を読み解ける、ファン必読の書。
解説：末國善己。
文庫オリジナル。

著者略歴

著：葉室麟
1951年、福岡県北九州市生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年作家デビュー。07年、『銀漢の賦』で松本清張賞、12年、『蜩ノ記』で直木賞、16年、『鬼神の如く　黒田叛臣伝』で司馬遼太郎賞を受賞。その他、『散り椿』『無双の花』『冬姫』『霖雨』『墨龍賦』『暁天の星』などの作品がある。2017年12月23日逝去。

ISBN：9784569905259
出版社：PHP研究所
判型：文庫
ページ数：128ページ
定価：790円（本体）
発行年月日：2025年10月
発売日：2025年10月10日。

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