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新訳 兵法家伝書

強いリーダーの条件とは何か

著:柳生 宗矩
編:渡辺 誠

紙版

内容紹介

江戸幕府初期の将軍家兵法師範にして、参謀的な官僚(大目付)の地位にあった柳生宗矩が、当時の先駆的な剣の道、新陰流の剣理を大成した書。江戸時代、天下泰平の世を迎えたとはいえ、幕藩体制の基礎が固まっていたとはいえない家光の時代に、「力の政治」を断行するためには強い先導力と決断力がリーダーに求められた。本書は、宗矩の兵法の教え子だった三代将軍・家光に、幕府要路という立場から、兵法の理を通して、強いリーダーシップを培うための「経世」の書として呈上したものでもあった。▼『兵法家伝書』(「殺人刀の巻-指導者の道心」「活人剣の巻-心は自由自在」「無刀の巻-虚なる心の力」)に加え、宗矩に思想的な影響を与えた沢庵著『不動智神妙録』の抄訳も掲載。▼混迷を深める今日に、指導者の心の錬磨のうえで、示唆に富む一冊といえる。

ISBN:9784569802237
出版社:PHP研究所
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:950円(本体)
発行年月日:2012年02月
発売日:2012年02月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SR