戦跡に眠る日本人の魂
ガダルカナルからインパールまで
著:牧野 弘道
紙版
内容紹介
ガダルカナル、インパール、バターン、ビアク、アンガウルなど、戦跡をめぐりながら戦記を描く著者の、貴重な現地見聞を踏まえた比類ない一作である。▼戦史家である秦郁彦氏も、「戦場となった地を見つめながら綴られた、戦史紀行。そこには、現地の空気を吸った者にしか描けない臨場感と、兵士たちへの鎮魂の想いが溢れている」と、讃辞を贈っている。▼そこでいかなる戦闘が行われたのか、現在、そこがどのような地になっているのかを同時並行して描かれており、戦闘のすさまじさと、現在の現地のいかにものんびりとした様子があいまって、面白い味を出した読み物になっている。平時と戦時のギャップを体感できる、この人でなければかけなかった戦史紀行である。