“国を愛する”とは、どういうことか?▼教育改革、憲法改正、あるいは日本の核武装論……。激変する世界情勢と国内事情を受け、日本人の「愛国心」のあり方がかつてなく問われている。しかし、その答えを出すのは、決して容易ではない。▼「愛国心という言葉は、あまりにも直截であるために、かえって取り付きにくい。この愛国心という言葉には、言い換えの切り口が無いために、多くの場合、全肯定か、全否定になりやすい面を持っている。しかし、現実の愛国心は、肯定と否定の間の揺れ動く空間にあるのではないだろうか。このようなあいまいな、愛国心という名前の雲を掴もうとしたのが、私たちの対談だったのかもしれない」(本書「文庫版刊行にあたって」より)▼大ベストセラー『昭和史』の著者と大和ミュージアム館長が、昭和の歴史から導き出した答えとは――。現代日本人、必読の対論!▼『愛国者の条件』を改題。