ガダルカナル島は敵の手に落ちた。再びソロモン海の制空権を握るため、「い号作戦」が発令された。ガダルカナル島方面で行なわれる「X作戦」、ニューギニア島方面で実行されるのが「Y作戦」と呼ばれている。一方、多摩技術学校、陸軍技術研究所では噴進弾の研究が着々と進んでおり、今回の作戦には飛行機に空対空のロツ弾が搭載されている。昭和18年4月7日、X作戦が実行され、零戦100機、陸攻96機がガダルカナル島の敵基地を攻撃するが、見るべき成果は得られなかった。そのため「い号作戦」の発案者である連合艦隊司令長官山本五十六は、トラック島から前線視察にやって来た。この時、敵機に襲われたがロツ弾で無事窮地を脱した。4月20日、26日にY1作戦が基地航空隊170機で、26日にY2作戦が第三艦隊の空母部隊で実施された。Y1作戦では多くの航空機が失われ、Y2作戦では六隻の空母のうち無傷なのは翔鶴ただ一隻になってしまった。