白水uブックス 213
ビリー・ザ・キッド全仕事
著:マイケル・オンダーチェ
訳:福間 健二
紙版
内容紹介
血は死ぬまでおれについてまわった首飾りだ
左利きの拳銃、強盗や牛泥棒を繰り返し、21人を手にかけた殺人者にして、多くの女たちに愛された伊達者――西部の英雄ビリー・ザ・キッドの短い生涯は数々の伝説に彩られている。友人にして宿敵の保安官パット・ギャレット、のっぽの恋人アンジェラ・D、無法者仲間でライフルの名手トム・オフォリアードら、ビリーをめぐる人々。流浪の日々と束の間の平和、銃撃戦、逮捕と脱走、そしてその死までを、詩、散文、写真、関係者の証言や架空のインタビューなどで再構成。ときに激しい官能、ときにグロテスクなイメージに満ちた様々な断片を集め、多くの声を重ねていく斬新な手法でアウトローの鮮烈な生の軌跡を描いて、ブッカー賞作家オンダーチェの出発点となった傑作。カナダ総督文学賞受賞。作品の成り立ちを作者自ら振り返った2008年版「あとがき」を追加収録。
ISBN:9784560072134
。出版社:白水社
。判型:新書
。ページ数:216ページ
。定価:1400円(本体)
。発行年月日:2017年04月
。発売日:2017年04月12日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC。