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はじめて絵を描こうとするとき、なかなか絵が上達しないと悩むとき、
大切になるのがさまざまな要素で構成された「かたち」を描くことです。
「かたち」を描けるようになり、下絵がきまれば、彩色もきまります。
すべての基礎となる鉛筆画の描き方を、TBS 系バラエティ番組「プレバト!!」の水彩画コーナーでおなじみの野村重存氏がポイントを押さえて解説します。
本書は、静物、風景、人物、動物などのモチーフの代表的な「かたち」を練習するために、なぞり描きやお手本を見ながら鉛筆１本で描きこめるように構成されています。えんぴつ画のQ＆Aやはじめにそろえたい道具などの基本情報も充実。
お手本を参考に、まずはなぞり書きからはじめましょう。

※本書は、当社より2009 年9 月に刊行した『野村重存のそのまま描ける えんぴつ画練習帳』を一部増補し、再編集したものです。

はじめに
えんぴつ画のQ&A
道具について
鉛筆の削り方
鉛筆のもち方によるタッチの違い
練り消しゴムの使い方
＜風景画のプロセス＞茅葺き屋根の古民家を描く
＜静物画のプロセス＞リンゴとブロッコリーを描く
Gallery
この本の使い方

Lesson１　基礎編
Lesson２　身近な小物の形
Lesson３　風景
Lesson４　人物と動物

著：野村 重存
野村 重存（のむら しげあり）
1959 年東京生まれ。88 年多摩美術大学大学院修了。現在カルチャー講座の講師などを務める。NHK 教育テレビ番組 06 年 4 月～ 6 月放送「趣味悠々 日帰りで楽しむ風景スケッチ」、同 07 年 4 月～6月放送「趣味悠々 色鉛筆で楽しむ日帰り風景スケッチ」、同 09 年 3 月～ 6 月放送「趣味悠々 にっぽん絶景スケッチ紀行」に講師として出演およびテキスト執筆。現在、TBS 系バラエティ番組「プレバト！！」の水彩画コーナーに出演中。 著書に『増補改訂 今日から描けるはじめての水彩画』（日本文芸社）、『絵がうまくなる 色鉛筆のすごい ! ぬり絵』（青春出版社）、『野村重存のリアル鉛筆画テクニック』『野村重存 動物を描こう』『野村重存 絶対に受けたい水彩画講座』（日貿出版社）、『野村重存 作品集』（グラフィック社）、『野村重存による絵を描くための風景の写真集』（マール社）など多数。毎年個展を中心に作品を発表。