当事者視点で考える性と労働
セックスワーク・スタディーズ
編:SWASH
内容紹介
性(Sex)と労働(Work)をめぐって現場で蓄積されてきた知をもとに、セックスワーク研究を切り開くはじまりの一冊。
目次
はじめに
第0章 セックスワークという言葉を獲得するまで
―1990年代当事者活動のスケッチ/ブブ・ド・ラ・マドレーヌ
▼第1部 社会の中のセックスワーク
第1章 誰が問いを立てるのか
―セックスワーク問題のリテラシー/要友紀子
第2章 セックスワーカーとは誰のことか
―社会の想定からこぼれるワーカーたち/宇佐美翔子
第3章 なぜ「性」は語りにくいのか
―近代の成り立ちとセックスワーク/山田創平
第4章 法規制は誰のためにあるのか
―セックスワークをめぐる法の歴史と現在/松沢呉一
コラム トランスジェンダーとセックスワーク/畑野とまと
▼第2部 セックスワーカーの権利を守るには
第5章 性の健康と権利とは何か
―権利主体としてのセックスワーカー/東優子
第6章 セックスワーカーへの暴力をどう防ぐか
―各国の法体系と当事者中心のアプローチ/青山薫
第7章 どうすれば安全に働けるか
―セックスワーカーの労働相談と犯罪被害/要友紀子
コラム ウリ専経営者から見える業界の今とこれから/篠原久作
▼第3部 セックスワーカーとの関わりかた
第8章 合意とは何か―性が暴力となるとき/岡田実穂
第9章 当事者とどう向きあうか
―セックスワーカーと表現/げいまきまき
第10章 セックスワーカーにどう伴走するか
―当事者による経験の意味づけ/宮田りりぃ
コラム 児童自立支援施設からの報告/あかたちかこ
▼付録
用語集
日本の性風俗年表
日本の性風俗産業の構成
SWASH WEB資料案内
おわりに
ISBN:9784535587243
。出版社:日本評論社
。判型:4-6
。ページ数:256ページ
。定価:1900円(本体)
。発行年月日:2018年09月
。発売日:2018年09月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN。