出版社を探す

虐待・DV・トラウマにさらされた親子への支援

子ども-親心理療法

著:アリシア・F・リーバマン
著:チャンドラ・道子・ゴーシュ・イッペン
著:パトリシア・ヴァン・ホーン

紙版

内容紹介

見過ごされがちだが、乳幼児期のトラウマの影響は大きい。豊富な事例をもとにした、心病む幼い子どもと親を支える具体的な手引き。

目次

第2版謝辞  
    謝 辞  

序 章
第1章 子ども‐親心理療法──関係性に焦点を当てたトラウマ治療
    基本の前提概念
    子ども‐親心理療法の歴史的起源と発展
    子どもと親の発達的側面への考慮
    文化的配慮
    トラウマ体験から回復するための治療の目標とメカニズム
    介入様式
    子ども‐親心理療法の特徴
    介入の糸口——身近なことから始める
    介入の場——診察室のプレイルームか家庭訪問か?
    臨床家の身の安全
    臨床家のセルフケア
    子ども‐親心理療法の効果の研究結果

第2章 子ども‐親心理療法の段階
    第1段階 基礎段階:見立てと治療契約
    概要と目標
    手 順
    セッション1 
    セッション2  
    セッション3  
    セッション4  
    セッション5  
    第2段階 中核的介入段階  
    子ども‐親心理療法に子どもを導入する  
    中核的介入段階──子ども‐親心理療法への子どもの導入から、治療の核心へ
    治療的介入のタイミング
    介入領域
      領域1 遊び
      領域2 子どもの感覚運動機能の崩壊と、生理的リズムの混乱
      領域3 子どもの怖がる行動
      領域4 向こう見ずで、身を危険にさらし、事故に遭いがちな子
      領域5 子どもが親を攻撃する時
      領域6 子どもの攻撃が友達、きょうだい、他人へ向けられる時 
      領域7 親からの体罰 
      領域8 親が子どもを見下したり、脅したり、非難したりする時 
      領域9 加害者(別居中の親)との関係  
      領域10 赤ちゃん部屋のおばけ──精神病理の世代間伝達 
      領域11 赤ちゃん部屋の天使──親の優しい過去からの影響 
      領域12 別れと喪失のリマインダー 
    第3段階 要約と終結:治療効果の持続を目指して  

第3章 ケースマネジメント
    児童虐待が疑われる時──児童保護局への通告
    親権問題が起こる時──家庭裁判所との連携

第4章 さまざまな治療法との類似点と相違点
    A 心理療法全般に必須の項目
    B 子ども‐親心理療法と相容れない項目

    文 献 
    監訳者あとがき

著者略歴

著:アリシア・F・リーバマン
カリフォルニア大学サンフランシスコ校精神科教授
著:チャンドラ・道子・ゴーシュ・イッペン
カリフォルニア大学サンフランシスコ校の子どもトラウマ研究プログラム副理事
著:パトリシア・ヴァン・ホーン
元・カリフォルニア大学サンフランシスコ校精神医学教室臨床学教授

ISBN:9784535563568
出版社:日本評論社
判型:A5
ページ数:232ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2016年10月
発売日:2016年10月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKM