出版書誌データベース

2017年5月成立・2020年4月施行のいわゆる債権法改正の議論の中で行われた理論的・実務的に重要な論点を検討する講座全3巻。

第1部　債権の目的・債務不履行
　履行請求権の意義とその限界事由……森田　修
　債務不履行――損害賠償における帰責事由を中心として……渡辺達徳
　損害賠償の範囲・減額事由・損害額の予定……村田　渉
　契約の解除……松井和彦
　危険負担……池田清治

第2部　責任財産の保全
　債権者代位権とその転用……斉藤芳朗
　詐害行為取消権の要件・訴訟構造等……畑　瑞穂
　詐害行為取消権の効果と行使方法……高須順一

第3部　多数当事者の債権債務・保証債務
　連帯債務の効力……福田誠治
　保証人保護の方策……中井康之

第4部　債権譲渡・債務引受
　将来債権の譲渡……深山雅也
　併存的債務引受と免責的債務引受……遠藤研一郎
　契約上の地位の移転……大窪　誠

第5部　債権の消滅
　弁済における当事者……田髙寛貴
　弁済の方法と充当……滝澤孝臣
　相殺……岡　正晶

編：鎌田 薫
鎌田 薫（かまた かおる）早稲田大学名誉教授、国立公文書館館長

編：加藤 新太郎
加藤 新太郎（かとう しんたろう）弁護士、中央大学法科大学院フェロー

編：松本 恒雄
松本 恒雄（まつもと つねお）一橋大学名誉教授、弁護士