アパレル・サバイバル
著:齊藤 孝浩
内容紹介
メルカリ、エアークローゼット、ZOZO……
進化をとげるアパレル業界に迫る!
◎本書の特長
IT企業が参入したことで、
既存のアパレル業界の構造は大きく変化をしている。
2018年の7月にH&Mの銀座店(1号店)が閉店したことは、
「ファストファッション」の終焉とも呼ばれ、
著者の斉藤氏が唱える「ファッション流通革新10年周期説」でみても、
日本の業界は大きな変革の節目を迎えている。
メルカリが変えた「中古」の価値、
ミニクラに預けることで低くなった「手放す」までのハードル、
クリーニングサービスのリネットでよみがえる服、
不要な服を売って、新品を買うゾゾのエコシステム……
本書は、著者が欧米で取材した最新テクノロジーが実生活に与える影響をもとに、
社会と消費の変化、そして流通・小売業の将来像を描く。
アパレル業界の未来は悲観すべきことだけではない。
今がサバイバルをかけた分岐点である。
顧客の視点に立ったサービスを提供できた企業では、
買い物がさらに楽しく、
便利になる未来もありうると教えてくれる一冊だ。
◎本書のポイント
①SPA、ファストファッション、オムニチャネル……
日本の10年先をおく欧米の最新動向を豊富な写真と実体験で解説!
②メルカリ、アマゾン、ZOZOなど
話題の起業から最新のサービスまで、
「成功の秘訣」をしっかり紹介。
③未来のアパレル流通の革新者たちが
「10年後のファッション消費の未来」を語ります。
◎本書の内容
・欧米の10年遅れで始まる「革新」
・変わりゆく「価値」の基準
・なぜ、H&Mよりも低価格で販売できるのか?
・ゾゾタウンが指標にした「エイソス」
・地産地消で「ウルトラファスト」を実現
・「時短」がアメリカ流通革新の大潮流
・アメリカで進む「ストアピックアップ」
・ナイキが実践する「時短フィッティング」
・企業の社会的責任が問われる時代
・ショッピングがストレスに変わる瞬間
・アマゾンが塗り替えた新常識
・アマゾンが実現する⁉ 「ノークリック」消費
・ファッションのライフサイクルを見直す
・「着なくなった服」の行方
・「2次流通」こそがブランドの誇り
・洗うだけではなく服を「よみがえらせる」
・預けることで手放すハードルを下げる
・ファッションの楽しさを実現する「ファッションテック」 など
◎本書で登場する企業やサービス
エアークローゼット、メルカリ、H&M、アマゾン、ルルレモン、プライマーク、NIKE、ASOS、Missguided、boohoo、ZARA、next、ミニクラ、ゾゾタウン、センシークローゼット、XZ、リネット、ユニクロ、など
目次
PROLOGUE 「パラダイムシフト」でチャンスをつかめ
Her Story 10年後のファッション消費の未来
CHAPTER1 ファッション流通革新は10年周期で起こる
CHAPTER2 欧米では今、何が起こっているのか?
CHAPTER3 次の流通革新を考える
CHAPTER4 インターネットが変えたショッピングの常識と残された課題
CHAPTER5 テクノロジーの進化を享受するのは誰か
CHAPTER6 サステイナブルなファッション消費とは?
EPILOGUE 消費者が主役になる世界
ISBN:9784532322601
。出版社:日本経済新聞出版社
。判型:4-6
。ページ数:296ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2019年02月
。発売日:2019年02月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDP。