その精神症状どうします?
はじめの処方・次の処方 こう考える・こう評価する
著:谷向仁
著:岡本禎晃
内容紹介
不眠,せん妄,易怒性など,一時的な精神症状への対処方法をまとめた実践書.症状ごとに,処方例やその根拠はもちろん,評価のポイントや患者への接し方,さらに最初の処方例でうまくいかない場合の変更の仕方など,実際に患者に対面した際の考え方を解説.精神症状に対する薬の使い方をまとめた,向精神薬一覧も掲載.精神科を専門としない勤務医,看護師,薬剤師におすすめの一冊.
目次
目次
症状からわかる 向精神薬の選び方と使い方
1 精神科薬物療法を検討する際にまず考えること
2 向精神薬の選び方の考え方とポイント
症状からみる 考え方 選び方 使い方
1 不 眠
●入眠障害
●昼夜逆転による不眠
●高齢者の早朝覚醒
●中途~早朝覚醒
●熟眠障害
●転倒予防を考慮した高齢者の不眠
●不安による不眠
●内服困難な不眠
●不眠によりよく対応するために
2 幻 視
3 妄 想
4 不 穏
5 夜間せん妄
●夕暮れ症候群・夜間せん妄①
●夕暮れ症候群・夜間せん妄②1
●夜間せん妄によりよく対応するために
6 躁状態
7 抑うつ
8 不安・恐怖
●不安・恐怖
●閉所恐怖
●抗不安薬が効かない不安や恐怖
●不安・恐怖によりよく対応するために
9 易刺激性・易怒性
●易刺激性・易怒性
●高齢者の易怒性
●放射線治療後のがん患者の易怒性
●易怒性によりよく対応するために
10 身の置きどころのなさ
こんな使い方もある! 向精神薬
1 抗うつ薬:術後の慢性疼痛による不眠
2 抗不安薬,抗痙攣薬:吃逆
3 抗不安薬:抗がん剤による予測性悪心・嘔吐
4 抗精神病薬:抗がん剤による遅発性悪心・嘔吐
5 抗ヒスタミン薬:オピオイドによる悪心・嘔吐
主な向精神薬一覧