業界の裏表を知りつくすプロ経営者が教える賃貸オフィスの最強戦略
著:池野 衛
内容紹介
日本のオフィスは歴史的な転換期を迎えている。リモートワークが定着しつつあるなか、これからのオフィスはどうあるべきなのか。コスト削減と業務効率化を両立するオフィス戦略は、いかにあるべきか。求められているのは、従来とはまったく異なるファシリティマネジメントである。
ところが、日本にはその担い手がきわめて少ない。レイアウト変更や移転といった案件が持ち上がるたびに総務部や管理部が片手間に担当するような脆弱な体制では、新たな働き方にふさわしい快適な環境づくりなど、望むべくもない。
単なるオフィスデザインにとどまらず、働く環境を最適化する新たな価値や選択肢を提供するオフィスコンサルティングで、費用を節約しながら、賃貸オフィスでも、画期的に働きやすい職場環境を手に入れることができる。
本書では独自のオフィスコンサルティングでファシリティ分野のイノベーションを巻き起こした気鋭の経営者が、長期的な企業価値を高めるためのオフィス戦略を、実践例とともに解説する。不動産や設計、施工、デザインなど、オフィスにまつわるさまざまな業界を知悉するからこそ生み出される貴重な知見は、経営トップこそ学びたい。
目次
第Ⅰ部 日本のオフィスにイノベーションを 最適化が求められる「第5の経営資源」
第1章 日本流ファシリティマネジメントの破綻 ≫企業を襲うオフィス戦略クライシス
第2章「B工事」の構造的な課題 ≫コストを圧迫する元凶の正体とは何か
第3章 WEO戦略ストーリー ≫WEOマネジメントによる働く環境の最適化
第4章 外部環境対応と内部環境対応を両立する ≫WEOマネジメントによる不動産マーケティング
第Ⅱ部 働く環境の新たな可能性を追い求めて わが社とWEOマネジメントを支えるもの
第5章 私の考える未来へのオフィス戦略 ≫サードプレイス、新しい在宅勤務、空き家の書斎化
第6章 特別対談 オフィスと経営者、そして新しい働き方 (ゲスト)弁護士・作家 牛島 信氏
第7章 第2の創業から四半世紀、わが社の軌跡 ≫MACオフィス経営革新ストーリー