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熱海の奇跡

いかにして活気を取り戻したのか

著:市来 広一郎

紙版

内容紹介

大前研一氏、木下斉氏推薦!

「衰退した観光地」の代名詞となっていた熱海はなぜ再生できたのか

Uターンしゼロから街の再生に取り組んだ著者を通して見えてくる、人口減少時代の魅力ある地域づくりのあり方。


◆推薦の言葉

大前研一

「単年度予算で動く行政を民間が補完して町の魅力作りを長期的に推進する格好のモデル。著者が代表を務め、熱海を活性化しているNPO法人atamistaの実績から多くのヒントが得られる」

木下 斉

「この本は地元に戻り、仲間と小さな事業を立ち上げ、成長させることが、まちの再生に繋がることを教えてくれる。読み終えたら、多くの人が挑戦したくてウズウズするだろう刺激に満ちた一冊だ」


◆著者の言葉

この本では、熱海で私たちが培った経験を、可能な限りお話ししました。
ビジネスの手法でまちづくりをすることは、熱海だけに使えるやり方というのではなく、日本全国どこの地域でも使えると思うのです。
なぜなら、かつての熱海の衰退は、日本全国の地方の衰退と同じ構造で起こったからです。(プロローグより)
                                                 

目次

プロローグ ビジネスによる〝まちづくり〟があなたの街を再生する

第1章 廃墟のようになった熱海

第2章 民間からのまちづくりで熱海を再生しよう

第3章 まちづくりは「街のファンをつくること」から

第4章 街を再生するリノベーションまちづくり

第5章 一つのプロジェクトで変化は起き始める

第6章 街のファンはビジネスからも生まれる

第7章 事業が次々と生まれ育つ環境をつくる

第8章 ビジョンを描き「街」を変える

第9章 多様なプレイヤーがこれからの熱海をつくる

エピローグ 都市国家のように互いに繁栄を

著者略歴

著:市来 広一郎
市来 広一郎(イチキ コウイチロウ)
株式会社machimori代表取締役。NPO法人atamista代表理事。一般社団法人熱海市観光協会理事。一般社団法人ジャパン・オンパク理事。一般社団法人日本まちやど協会理事。1979年静岡県熱海市生まれ。東京都立大学(現首都大学東京)大学院理学研究科(物理学)修了後、IBMビジネスコンサルティングサービス(現日本IBM)に勤務。2007年熱海にUターンし、ゼロから地域づくりに取り組み始める。遊休農地再生のための活動「チーム里庭」、地域資源を活用した体験交流プログラムを集めた「熱海温泉玉手箱(オンたま)」を熱海市観光協会、熱海市と協働で開始、プロデュース。2011年民間まちづくり会社machimoriを設立、2012年カフェ「CAFE RoCA」、2015年ゲストハウス「guest house MARUYA」をオープンし運営。2013年より静岡県、熱海市などと協働でリノベーションスクール@熱海も開催している。2016年からは熱海市と協働で「ATAMI2030会議」や、創業支援プログラム「99℃」なども企画運営している。

ISBN:9784492503010
出版社:東洋経済新報社
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2018年06月
発売日:2018年06月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN