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ウラジオストク

日本人居留民の歴史 1860~1937年

著:ゾーヤ・モルグン
訳:藤本 和貴夫

紙版

内容紹介

ロシア極東の都市ウラジオストクに初めて日本人が移住した1860年から、日露戦争・第一次世界大戦を経て日露関係が悪化し全日本人が引き揚げる1937年までの時代を資料・写真・関係者の証言等をもとに丁寧に追う。日露関係史・ロシア史だけでなく、日本近代史の中の「日本社会」や「経済活動」を知り、また、当時の世界情勢における日本の位置を知る上で非常に興味深い一冊。

目次

第1部 日本人最初のウラジオストク移住から日露戦争終結まで
第2部 ポーツマス条約から日本の軍事干渉終了まで(1905~1922年)のウラジオストク日本人居留民
第3部 日ソ外交関係の樹立前後から1937年の全日本人引き揚げまでのウラジオストク日本人社会
解 説 ウラジオストク小史(著者解説)
注一覧 
附録1 1909年における日本の商店およびその他の施設一覧
附録2 1924年のウラジオストクにおける日本人一覧
附録3 1876年~1946年の日本国総領事一覧
附録4 1923年に堀江直造が記した日記

著者略歴

著:ゾーヤ・モルグン
1947年ウラジオストク生まれ。極東連邦大学・地域・国際関係研究院日本学講座助教授。1970年国立極東大学卒業。専門は東洋学・言語学、日本語学(翻訳)。ソ連科学アカデミー東洋学研究所にて修士号取得(歴史学)。1993年より極東連邦大学に勤務。極東における日本人移民についての研究論文多数。2015年12月、日本とロシアの相互理解促進に尽力したことで、日本国政府より旭日小綬章を授与される。
訳:藤本 和貴夫
1938年京都市生まれ。現在、大阪経済法科大学学長。主な著者に、『ロシア近現代史』 ミネルヴァ書房(共編著)ほか。

ISBN:9784490209426
出版社:東京堂出版
判型:A5
ページ数:320ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2016年07月
発売日:2016年07月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KC