『枕草子を知る事典』目次
㈠枕草子』はどんな作品か
・枕草子という書名 ・普通名詞「枕草子」の謎 ・跋文の「枕」の意味 ・『枕草子』の成立について ・『枕草子』の全体像 ・内容と形態について
㈡『枕草子』各章段の内容
●随想章段
⦿四季の風景(春はあけぼの・一段、七日の日の若菜を・一二六段、いみじう暑き昼中に・一八三段……) ⦿牛車での外出(五月ばかりなどに山里あるく・二〇七段、月のいと明かきに・二一六段、いみじう暑きころ・二〇八段……) ⦿寺社参詣(卯月のつごもり方に・一一〇段、正月に寺に籠りたるは・一一六段……) ⦿宮中生活(生ひさきなく、まめやかに・二二段、うちの局・七三段、などて官得はじめたる六位の笏に・一二八段……) ⦿ 人間批評(説教の講師は・三一段、曙に帰らむ人は・六一段、女一人住む所は・一七一段……) ⦿人間関係(世の中になほいと心憂きものは・二四九段、よろづの事よりも情あるこそ・二五二段……)
●類聚的章段
【〇〇は】⦿地名(山は・一一段、市は・一二段……) ⦿動植物(木の花は・三五段、草は・六四段……) ⦿人事(遊びは・遊びわざは・二〇一・二〇二段、舞は・弾く物は・笛は・二〇三・二〇四・二〇五段……)
【○○もの】⦿心地よいもの(心ときめきするもの・二七段、心ゆくもの・二九段、あてなるもの・四〇段……) ⦿不快なもの(すさまじきもの・二三段、にくきもの・二六段……)
●日記的章段
A 清少納言が出仕する前の時期(村上の先帝の御時に・一七五段、小白川といふ所は・三三段……) B 中関白家が栄えていた時期(宮にはじめてまゐりたるころ・一七七段、宮の五節出ださせたまふに・八六段、関白殿、黒戸より出でさせたまふとて・一二四段……)C 長徳二年の政変前後の時期(頭の中将のすずろなるそら言を聞きて・七八段、故殿の御服のころ・一五五段……) D 職曹司に在住していた時期(職の御曹司におはします頃、木立など・七四段、二月、官の司に・一二七段……) E 三条宮に在住していた時期(大進生昌が家に・六段、一条の院をば今内裏とぞいふ・二二八段……)
~三条宮滞在期 年時不明段
㈢『枕草子』歴史背景
●摂関政治の始まり ●中関白家の栄華 ● 中関道隆の死とその後 ●長徳の変の勃発 ●道長権勢下の定子 ●道長の栄達 ●登場人物一覧 ⦿天皇家:天皇・皇子女(一条天皇、円融天皇、選子内親王/大斎院、村上天皇) ⦿中関白家(高階貴子/高内侍、藤原原子、藤原伊周……) ⦿その他の藤原氏(藤原公任、藤原公信……)⦿藤原氏以外:平氏、高階氏、橘氏、源氏、女房(右近内侍、宰相の君、平生昌……)
㈣清少納言とその作品
●清少納言の人生
⦿清少納言と家族 ⦿清少納言という名称 ⦿清少納言の生年 ⦿家族関係/子供 ⦿出仕先とその時期 ⦿清少納言の宮廷生活 ⦿定子との関係 ⦿上流貴族たちとの関係 ⦿紫式部日記の清女批判 ⦿晩年と零落伝説
●『枕草子』の特質
⦿『枕草子』の文体 ⦿「をかし」の視点 ⦿後宮女房の視点 ⦿『枕草子』の時間 ⦿『枕草子』と打聞 ⦿『枕草子』の読者意識 ⦿『枕草子』が描く光
●『清少納言集』について
⦿清少納言と和歌 ⦿『清少納言集』の現存本 ⦿『清少納言集』に見える交流関係 ⦿『清少納言集』と『枕草子』の歌
㈤文学史の中の『枕草子』
●『枕草子』の典拠
⦿『白氏文集』 『史記』 『漢書』 『晋書』…『和漢朗詠集』
●『枕草子』の享受と影響
⦿『枕草子』の享受と影響 —前近代—、—近現代—、—現代メディア(小説・マンガ、梗概書・参考書、現代語訳)
●『枕草子』の研究
⦿『枕草子』の研究 —伝本—、—『枕草子絵詞』—、—注釈書(前近代・現代)—、—翻訳書—
㈥『枕草子』ゆかりの旅
⦿平安京内裏跡、大内裏跡、賀茂神社、糺の森、賀茂祭(葵祭)、清水寺、伏見稲荷大社、石清水八幡宮、逢坂の関、長谷寺、鳥辺野陵と円融寺北陵
●付録平安時代を知る資料(服飾、殿舎、地図、動植物…)
●索引