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超約 ヨーロッパの歴史 増補版

著:ジョン ハースト
著:フィリップ スラヴェスキ
監:福井 憲彦

紙版

内容紹介

大人の必修科目・ヨーロッパ史をこの一冊でマスター!
ベストセラー歴史書の増補版、刊行!

ギリシャ、ローマといった古代から中世、近代、そして現代まで、2000年以上におよぶ「ヨーロッパ」の歴史を大胆に要約、すなわち、「超約」して解説。
ヨーロッパの歴史・構造を「ギリシャ・ローマ文化」「キリスト教」「ゲルマン戦士」という3つの要素に還元し、現在につながる流れが本質的に理解できる。

この世界的ベストセラー、“The Shortest History of Europe”の最新版を『超約 ヨーロッパの歴史 増補版』として刊行!
ロシア・東欧史の世界的論客、フィリップ・スラヴェスキが「後記」を執筆。
ロシアのウクライナ侵攻を歴史的に読み解き、ブレグジットなど現代のヨーロッパの状況を補完。

目次

第1章 古典古代と中世
第2章 近代
幕間:「古典」という感覚
第3章 侵略と征服
第4章 統治の第一形態
第5章 統治の第二形態
第6章 皇帝とローマ教皇
第7章 言語
第8章 普通の人々
幕間:ヨーロッパとは何か
第9章 工業化と革命
第10章 2つの世界大戦
後記 ヨーロッパの命運は東方にあり

著者略歴

著:ジョン ハースト
著者:ジョン・ハースト John Hirst
オーストラリア出身の歴史家。1942年生。オーストラリアのラ・トローブ大学に40年近く所属し、同国の歴史を中心とした研究・教育にあたる。
主な著書にConvict Society and Its Enemies: A History of Early New South Wales (1983), The Strange Birth of Colonial Democracy: New South Wales, 1848–1884 (1988), The Sentimental Nation: The Making of the Australian Commonwealth (2001) などがある。本書(原題)The Shortest History of Europe は、イギリス、フランス、ドイツ、中国、韓国、エジプト、スペイン、ブラジルなど世界18か国で出版され、世界的なベストセラーとなる。2016年没。
著:フィリップ スラヴェスキ
著者(後記):フィリップ・スラヴェスキ Filip Slaveski 
オーストラリアの歴史家。博士(歴史学)。オーストラリア国立大学で、ロシア/ソビエト連邦および東ヨーロッパ史の講義を担当する。
主な著書に、The Soviet Occupation of Germany: Hunger, Mass Violence and the Struggle for Peace, 1945-1947 (2013), Remaking Ukraine after WWII: The clash of central and local Soviet power, 1944-1953 (2021) などがある。
監:福井 憲彦
日本語版監修:福井憲彦 ふくいのりひこ 
歴史家。学習院大学名誉教授、公益財団法人日仏会館名誉理事長。フランスを中心としたヨーロッパ近現代史を専攻。
主な著書に、『ヨーロッパ近代の社会史―工業化と国民形成』岩波書店(2005)、『歴史学入門』岩波書店(2006、改訂新版2019)、『近代ヨーロッパ史―世界を変えた19世紀』ちくま学芸文庫(2010)、『興亡の世界史―近代ヨーロッパの覇権』講談社学術文庫(2017)、『教養としての「フランス史」の読み方』PHP研究所(2019)、『物語 パリの歴史―「芸術と文化の都」の2000年』中公新書(2021)などがあるほか、訳書や編著書も多数ある。

ISBN:9784487816897
出版社:東京書籍
判型:4-6
ページ数:336ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD