内容紹介
少女工員の労働の日々を描く第一作「キャラメル工場から」をはじめ、労働、地下活動、戦争の経験などを描き昭和を駆け抜けた作家、最良の短篇選集。
著者略歴
著:佐多 稲子
佐多 稲子(さた・いねこ):小説家。1904年、長崎県生まれ。1915年、一家をあげて上京。その後、キャラメル工場の工員、料理屋の女中、日本橋丸善の店員などになる。28年、最初の作品「キャラメル工場から」を発表し、作家として出発する。著書に『私の東京地図』『樹影』(野間文芸賞)、『時に佇つ』(川端康成文学賞)、『夏の栞』(毎日芸術賞)〔以上、すべて講談社文芸文庫〕などがある。1998年没。
著:佐久間 文子
佐久間 文子(さくま・あやこ):1964年、大阪府生まれ。86年、朝日新聞社に入社。文化部、「AERA」、「週刊朝日」などで文芸や出版についての記事を執筆。2009年から11年まで書評欄の編集長を務める。11年に退社しフリーに。著書に『「文藝」戦後文学史』(河出書房新社)、『ツボちゃんの話』(新潮社)がある。「美しい人 佐多稲子の昭和」を藝術新聞社ウェブサイトにて連載。
ISBN:9784480439406
。出版社:筑摩書房
。判型:文庫
。ページ数:288ページ
。定価:880円(本体)
。発行年月日:2024年03月
。発売日:2024年03月11日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FBC
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:FC
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:2GJ。