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人や企業が行動するときの
デジタルのルールがわかる！

デジタルエシックスの定義や歴史から、デジタル先進国の事例、デジタルエシックスコンパスを活用した製品・サービスの実例までわかりやすく解説

本書は今やすべてのビジネスに欠かせないデジタルやDXの活用に関する倫理、つまりデジタルエシックスについて考えるもの。デジタルエシックスを検証し考えるためのツールである「デジタルエシックスコンパス」の活用方法を中心に、企業や組織がデジタルエシックスを競争力に転換する方法について実践的に解説します。

第1章　世界競争力ランキングに見る日本の現状
1-1　年々、低下を続ける日本のランク
1-2　日本に停滞をもたらしているもの
1-3　デジタルエシックスを考える意味

第2章　デジタルエシックスに至る倫理の歴史
2-1　エシックス（倫理）とは何か
2-2　デジタルエシックスに至る科学技術倫理の歴史

第3章　デジタル先進国デンマークのデジタルエシックス
3-1　デンマークのデジタル化の歩み
3-2　デジタルエシックスコンパスとは
3-3　デジタルエシックスコンパス開発の背景
3-4　デンマーク企業におけるデジタルエシックス
3-5　デンマークにおけるデジタルエシックスワークショップ

第4章　デジタルエシックスの社会実装へ向けて
4-1　日本でのデジタルエシックスコンパスワークショップ
4-2　デジタルエシックスの活用事例
4-3　松本市　ワークショップでデジタル化推進への視野を広げる
4-4　NECグループ　「AIと人権に関するポリシー」を策定

第5章　デジタルエシックス活用のためのフレームワーク
5-1　倫理的意思決定のためのフレームワーク
5-2　変化を起こし広げていくトランジション
5-3　DXを支えるデジタルエシックス・サクセスプログラム
5-4　AI分析のためのデータ利活用プラットフォーム

第6章　エシックス中心の世界へ向けて
6-1　社会変化と信頼、そしてエシックス
6-2　日本社会の課題 ～企業のアジリティとエシックス～
6-3　日本版Ethicsを構築せよ ～エシックスを考える5つの観点～
6-4　日本社会への3つの提言

他著：今岡　仁
今岡 仁（いまおか・ひとし）
NECフェロー
1997年大阪大学大学院工学研究科応用物理学専攻博士課程修了、NEC入社。脳視覚情報処理、顔認証技術に関する研究開発に従事し、顔認証技術を応用した製品「NeoFace」の事業化に貢献。2009年より顔認証技術に関する米国国立標準技術研究所主催のベンチマークテストに参加し、世界No.1評価を獲得（2009年、2010年、2013年、2017年、2019年、2021年、2022年）。2019年、史上最年少でNECフェローに就任。AI・デジタルヘルスケアを含むデジタルビジネスに関する技術を統括。東北大学特任教授（客員）として研究者教育に従事。2023年、紫綬褒章授章。著書『顔認証の教科書　明日のビジネスを作る最先端AIの世界』、共著に『AIビジネス大全』がある。