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小江戸川越で生まれたヒュウさんは、詩や文学に親しみながら、若い頃から冒険心を持ち、故郷を離れることを決意した。高校時代には中央アジアへの興味をかき立てられ、大学では谷川岳や北アルプス穂高岳の岩壁登攀に熱中。社会に出てからは、海外ビジネスに携わり世界143カ国を飛び回り、多くの国と地域を旅したが、その結果、最も素晴らしい国は日本であることを再確認した。中央アジアへの憧れは少年時代からあり、探検家の物語に強く影響を受けた。世界を旅し続けたヒュウさんは、日本国内でも四国遍路の巡礼を完遂し、次にはスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す予定だ。ヒュウさんは冒険心を持ち続け、長年にわたる海外ビジネスの経験から、積極的に世界を飛び回り、人生を楽しんできた。人生を全力で生きるヒュウさんは、今は八ヶ岳山麓に移住し、家族と共に豊かな生活を送る一方、今を生きる若者たちにも、新しい冒険を求めるよう願っている。本書に綴られたヒュウさんの人生哲学は、若い世代にもしっかりと伝わり、人生を一度切りで生きる大切さを学ぶきっかけとなるだろう。

Prologue/一章　我が故郷/二章　故郷を出て、世界へ/三章　垂直の世界から、水平の世界へ/四章　帰国して、広報の世界へ/五章　創立間もない海外事業部(OMDO)へ/六章　メキシコ駐在/七章　登山を再開する/八章　将来に向けて/九章　人生の師、友人/十章　家族について/十一章　長野県、我が心のルーツ/十二章　我が青春の山々/十三章　サンチャゴデコンポステーラと四国御遍路１，４００キロ/十四章　中央アジアについての回想/十五章　人間いたる所に青山あり/Epilogue

著：小ノ澤初男
１９５０年埼玉県川越市生まれ。長野県諏訪郡在住。１９６６年県立川越高校入学。奥武蔵、奥秩父で登山に目覚める。１９７１年　上智大学外国学部ドイツ語学科入学。谷川岳一ノ倉沢、穂高岳屏風岩で岩壁登攀。１９７４年　ヤマハ発動機入社、その後２０１０年まで。海外営業に携わり１４３ケ国を訪問する。OMDO事業部長、ヤマハ・モーター・メキシコ社長。浜松鉄工（株）副社長、エイトピークスジャパン代表社員。２０１１年より登山を再開、静岡県の山々、八ヶ岳周辺、九州、東北、九州の山を歩く。２０１８年　八ヶ岳山麓に移住。２０２５年５月、四国８８ケ所遍路、１，４００キロを歩き、結願する。