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マルクス主義への接近から半世紀、出発点において自らの悩みを解決するため、若きマルクスの著書を貪り読んだ頃を想起し、その後の反省及び闘う人々への“呼びかけ”として、また、人間疎外の極限状況に至った現代社会において、真の人間解放を目指す人たちへの一助となることを願いつつ､本書は書かれた。

著：北島　敏男
1947年、長野県東筑摩郡に生まれる。もの心がついてからは、東京都板橋区小豆沢で過ごす。高校（都立志村）、大学（国学院・哲学科）を経て、学生運動、共産主義運動に参加、機関紙・誌や本などに国家論などの諸「論文」を発表（このあたりの経歴については、本書〝あとがき〟を参照されたい）。現在は、ビル清掃の仕事につき、「終活」（出版の準備を含む）を軸にした生活を送る。