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本書では、リーン開発にAutomotive SPICEを有効に適用し、プロジェクトの利害関係者に真の価値を提供するためのプロセス実践ツールを紹介。組織またはプロジェクトで定義したプロセスを受動的に実施するのではなく、リーンな開発を目指して自ら能動的に行動しプロセスを実践することに期待して制作したもの。プロセス実践ツールは、LEfAS（「プロセスの価値」と「Lean Enabler」）および「ムダを誘発する要因」をセットにしてAutomotive SPICEのプロセス毎に定義されている。プロジェクト活動の実施者がこのプロセス実践ツールを開発活動のムダ削減に役立て、その成果として利害関係者に提供する価値を最大化することに期待。各分野の実践者６名による共著。

はじめに;想定読者;Automotive SPICE について;開発現場で起きている「プロセス改善あるある」;Lean Enabler;各プロセス固有のLEfAS;各プロセス共通のLEfAS;おわりに;頭字語;参考文献;著作権表示;著者;図目次;表目次

著：河野文昭　ほか5名
四半世紀に渡り自動車関連業界で車両に搭載されるブレーキシステム開発に従事。SW-CMM、CMMI、Automotive SPICE 等を活用した開発プロセスの構築及び改善に関する業務を担当。2012 年、自動車関連プロジェクトでは国内企業初となるCMMI レベル4 を確立。2009 年からは自動車機能安全規格ISO 26262 に2017 年からは自動車サイバーセキュリティ規格ISO/SAE 21434 に対応するための開発プロセスおよび支援ツールの整備を牽引。機能安全アセスメントおよびAutomotive SPICE のリードアセッサーとして自社製品のアセスメントに尽力。ほか５名の共著。