校正のこころ
増補改訂第2版
積極的受け身のすすめ
著:大西 寿男
紙版
内容紹介
DTPや電子媒体、SNSの普及により、グーテンベルク以来の出版革命期を迎えた現代に、言葉を正し、整えるという校正の仕事はどうあるべきか。誰もが情報発信できる時代にこそ求められる校正の方法論を、古今東西の出版校正史をひもとき、長年の実務経験と共に解き明かす。日々言葉と向き合う出版人へ、そして言葉と本を愛する人へ贈る、技法解説を超えた包括的校正論。激変するデジタル技術や環境に対応した待望の増補改訂版。
目次
はじめに
第1章 引き合わせ――校正の仕事(1)
第2章 素読み――校正の仕事(2)
第3章 言葉を「正す」という校正
第4章 言葉を「整える」という校正
第5章 受け身であること――校正の原則(1)
第6章 言語世界の相対性――校正の原則(2)
第7章 言葉のあるべき姿――校正の役割(1)
第8章 信じることと疑うこと――校正の役割(2)
第9章 組織としての校正
第10章 編集の時代
第11章 言葉の客観化
第12章 校正のこころ
終章 言葉のよろこぶほうへ
校正のためのQ&A
注
参考文献リスト――校正を学ぶために
図版出典一覧
あとがき・謝辞