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木のものづくり探訪

関東の木工家20人の仕事

著:西川 栄明
写真:渡部 健五

紙版

内容紹介

伝統の技、機能美、気品、遊び心――さまざまな要素が織りなす「木の逸品」を生み出す匠の真髄に迫る。家具作家から木漆工芸家、クラフト作家まで総勢20人のクリエイティブな木の作り手たちが登場。関東地方の工房を訪ねて聞いた、彼らの信念や創意工夫をていねいな取材で伝える。椅子やテーブル、器やカトラリーなど、一生つかえる逸品をフルカラー写真でふんだんに紹介。愛好家から職人まで木工を愛するすべての人に贈る一冊。★活躍中の木工家20名を紹介:関東地方(東京、神奈川、栃木、茨城、群馬、山梨など)に在住する木工家、木漆工芸家、家具修復家、木象嵌作家などを紹介。作品への思いやその人となり、ものづくりへの考え方、愛用の道具といったテーマに迫る。★さまざまな木の作品を掲載:ナラやケヤキの椅子、腰にフィットする椅子、ハイバックチェア、スツール、テーブル、西洋の伝統的な家具、厨子、樹の鞄、挽き物の拭き漆仕上げの器、指物の小箱、刳り物の色漆仕上げの器、クルミのボウル、寄木細工の器、錆絵椀形鉢、木象嵌、カトラリーなど多数の作品を紹介。★約300点のカラー写真を収録:作家の代表作をはじめとする数々の作品、木工家たちが仕事に取り組む姿、工房の様子、愛用の道具などの写真をふんだんに収録。

目次

本書に登場する「木の作り手」(五十音順)

安藤和夫(厨子、家具)
五十嵐誠(指物〔箱〕)
伊藤洋平(家具)
任性珍(木漆工芸〔挽き物〕)
亀井勇樹(樹の鞄)
工藤茂喜(木漆工芸〔箱、器〕)
黒瀧道信(伝統的な西洋家具、修復)
坂本茂(椅子)
杉村徹(器、台、スツール)
傍島浩美(家具)
田澤祐介(器、箱)
露木清高(寄木細工)
十時啓悦(木漆工芸)
富田文隆(家具)
野崎健一(家具)
蓮尾知子(木象嵌)
羽生野亜(器、棚)
前田充(カトラリー、器、家具)
松崎修(木漆工芸〔刳り物〕)
吉野崇裕(椅子)

著者略歴

著:西川 栄明
西川栄明(にしかわ・たかあき)
1955年生まれ。編集者、ライター、木全般に関しての研究者。森林から木材、木工芸、木製家具、木育に至るまで、木に関するテーマを主にして編集や執筆活動を行っている。著書に『種類・特徴から材質・用途までわかる樹木と木材の図鑑――日本の有用種101』(創元社)『日本の森と木の職人』(ダイヤモンド社)『一生ものの木の家具と器』『増補改訂 名作椅子の由来図典』『手づくりする木の器』『木の匠たち』(以上、誠文堂新光社)『北の木仕事 20人の工房』(北海道新聞社)など多数。共著に『原色 木材加工面がわかる樹種事典』『漆塗りの技法書』『ウィンザーチェア大全』『Yチェアの秘密』(以上、誠文堂新光社)『木育の本』(北海道新聞社)などがある。
写真:渡部 健五
渡部健五(わたなべ・けんご)
1980年、大阪府生まれ。2004年、写真家・田村太平氏に師事。出版・編集制作会社勤務を経て、2009年に独立し、株式会社mojophoto設立。旅、酒、食、木工、家具などをテーマにしながら、雑誌や広告撮影を主に、東京と大阪の2カ所を拠点にして活動中。木や家具に関する単行本では、『種類・特徴から材質・用途までわかる樹木と木材の図鑑――日本の有用種101』(創元社)、『一生ものの木の家具と器――東海・北陸の木工家25人の工房から』『増補改訂 一生つきあえる木の家具と器――関西の木工家28人の工房から』(以上、誠文堂新光社)などの撮影を担当。
Http://www.mojophoto.jp

ISBN:9784422720258
出版社:創元社
判型:B5
ページ数:168ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2017年11月
発売日:2017年11月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFQ