序章 本書の概要
第1章 被虐待体験に関する先行研究の外観とイメージを用いた心理療法の位置づけ
第1節 被虐待体験がもたらす影響とそこから見える支援課題
(1)生理的影響――脳へのダメージを中心に
(2)心理的影響
(3)行動化への影響
(4)支援課題
第2節 被虐待体験を有する人に対する心理療法
(1)認知行動療法
(2)EMDR
(3)力動的精神療法
(4)イメージを用いた心理療法
(5)イメージを用いた心理療法とそれ以外の心理療法の支援特性の違い
第3節 イメージを用いた心理療法の課題
(1)臨床的な問題
(2)研究手法に関する課題
第2章 本研究の目的および方法――3段階の事例研究法を用いて
第1節 目的
第2節 方法
(1)本研究で用いる事例研究について
(2)本研究の手続き
第3章 イメージを用いた心理療法の支援プロセスモデルの生成――解離症状を呈した子どもの心理療法過程の分析から
第1節 目的
第2節 方法
(1)分析対象事例
(2)分析手続き
第3節 結果
(1)心理療法過程の提示
(2)イメージを用いた心理療法の支援プログラムモデルの生成
第4節 考察
(1)被虐待体験を語らない時期
(2)語りの生成期
(3)語りの変容期
(4)語りの再構成期
(5)まとめと課題
第4章 イメージを用いた心理療法の支援プロセスモデルの検証――暴力性の問題を呈した子どもの心理療法過程の分析から
第1節 目的
第2節 方法
(1)分析対象事例
(2)分析手続き
第3節 結果
(1)心理療法過程の提示
(2)プロセスモデルの検証
第4節 考察
(1)プロセスモデルの検証について
(2)イメージの多義性が働くメカニズム
(3)被虐待体験の意味づけが生じるメカニズム
(4)症状・問題行動とイメージ表現との関係
(5)まとめと課題
第5章 イメージを用いた心理療法の支援プロセスモデルの精緻化――転帰良好事例と不良事例の比較から
第1節 目的
第2節 方法
(1)分析対象事例
(2)分析手続き
第3節 結果
(1)各類型の特徴
(2)各類型における心理療法過程の提示
第4節 考察
(1)支援プロセスを促進する要因
(2)支援プロセスを阻害する要因
(3)支援プロセスモデルの精緻化
(4)まとめ
第6章 イメージを用いた心理療法の支援プロセスモデルの構築――被虐待体験による心の傷の修復に向けて
第1節 被虐待体験を有する人に対するイメージを用いた心理療法の支援プロセスモデルの構築
(1)語りの準備期
(2)語りの生成期
(3)語りの変容期
(4)語りの再構成期
(5)転帰に関わる3つの要件
第2節 支援プロセスモデルの意義
(1)他の実践における心理療法過程のアセスメント
(2)心理療法過程の軌道修正
第3節 被虐待体験を有する人との心理療法にイメージを適用する際の利点
(1)非言語性のトラウマ記憶へのアクセス
(2)言語化が困難な事例への適用
(3)再トラウマの低減
(4)精神症状や問題行動の可視化
第4節 被虐待体験を有する人との心理療法にイメージを適用する際の留意点
(1)再トラウマの問題
(2)イメージの多義性について
第5節 まとめ
第6節 今後の課題
おわりに
註
引用文献
索引
初出一覧