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チップチューンのすべて All About Chiptune

ゲーム機から生まれた新しい音楽

著:田中 治久

紙版

内容紹介

「ファミコンやゲームボーイの音楽。あるいは、それら風の音楽」
 
誰にでも分かるように「チップチューンとは何か」を説明するとしたら、まずはこんな表現になるだろう。
あの安っぽくて懐かしい1980~90年代初頭のゲーム音楽から、テイストをそのまま持ってきた、
あるいは主要素としてとり入れた音楽のことである。
そういった音楽が、現在ではゲームのBGMという枠を超え、より幅広い表現の場で作られ、聴かれるようになっている。
レトロゲーム機(風)の音楽なのに、ゲーム音楽ではない──という不思議なものを形容するための言葉。
それが「チップチューン」なのである。(本文より)

アーケードゲームやファミコン、ゲームボーイなど、
現在ではレトロゲームと呼ばれるゲーム機の内蔵音源チップから誕生した音楽ジャンル「チップチューン(Chiptune)」。
本書は、その誕生にはじまり、黎明期の状況、国内外の現役のアーティストたちの活動など、
自身もチップアーティストとして活躍する著者が、膨大な資料と関係者への取材をもとに綴る初の書籍。
長年にわたり総括されることのなかったチップチューンをゲーム音楽史の観点から再評価するとともに、
広くは日本のビデオゲームカルチャーの変遷を振り返る。

国内外のチップ・アーティストたちの活動に迫る、豪華インタビューを収録!
ヒゲドライバーOmodaka/Kplecraft/Saitone/SEXY-SYNTHESIZER/USK/
TORIENA/Quarta330/YMCK/Goto80/Bit Shifter

ISBN:9784416616215
出版社:誠文堂新光社
判型:A5
ページ数:336ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2017年05月
発売日:2017年05月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVR