はじめに (北村英哉・桐生正幸・山田一成)
PART1 人間はどのように社会的か?
第1章 公正と道徳:モラルサイコロジーへの展開 (北村英哉)
第1節 モラルの心理学
第2節 道徳的基盤理論
第3節 公正とは何か
第4節 忠誠・権威とは何か
第5節 清浄性とは何か
第6節 自由とは何か
第7節 社会とモラル
第2章 影響力保持者の認知パターン:影響力の概念と理論 (今井芳昭)
第1節 影響力とその基盤
第2節 影響力行使と認知パターン
第3節 影響力と認知に関する理論
第4節 影響力と認知パターン研究の今後
第3章 人間-状況論争は続いている:心理的状況研究の新たな展開を中心に (堀毛一也)
第1節 人と状況の相互作用に関する考え方の発展
第2節 特性論と社会認知論の統合
第3節 社会的状況研究の新展開
第4節 状況認知研究の進展
第5節 状況認知研究の将来性
第4章 人間的成長をもたらす感情:感動の適応的機能 (戸梶亜紀彦)
第1節 『感動』の捉え方
第2節 感動研究の隆盛
第3節 感動の特徴と特異性
第4節 感動の類型化
第5節 感動に関連する感情と要因
第6節 感動の意味・意義
第7節 感動の適応的機能
第5章 多様性を見渡し想定外を減らす:シュワルツ基本価値モデルの活用 (片山美由紀)
第1節 シュワルツ基本価値モデルへの関心の高さ/低さ
第2節 関心をもつ青年
第3節 1人の中に多様性を見出す:無関心から継続/離脱まで
第4節 調和的な場の中にも価値タイプの多様性を見出す
第5節 3つの価値への着目:「想定外の帰結」を減らす情報ワクチン
第6節 大人たちのメッセージは価値と連動し社会を形成する
第7節 窮屈な日本,具体策
第8節 シュワルツ基本価値モデルの研究的活用
第9節 Take Home Message
PART2 社会的要請にどう応えるか?
第6章 自制心はなぜ大切なのか:社会生活とセルフコントロール (尾崎由佳)
第1節 はじめに
第2節 セルフコントロールとは
第3節 日常生活におけるセルフコントロールの経験頻度
第4節 セルフコントロールと社会適応
第5節 まとめと自制心研究の課題
第7章 懐疑と冷笑:オンライン消費者の広告不信 (山田一成)
第1節 情報環境の変容と広告不信
第2節 広告不信研究の文脈
第3節 広告懐疑研究の社会的重要性
第4節 広告懐疑研究の認知心理学的展開
第5節 広告懐疑と説得知識
第6節 ソーシャルメディアと広告不信
第8章 対人関係のダークサイド:ストーキングと悪質クレーマーの分析から (桐生正幸)
第1節 はじめに
第2節 日本における犯罪心理学の動向
第3節 実証的な犯罪心理学の登場:犯罪者プロファイリング
第4節 対人関係から見たストーキング
第5節 ストーキングのエスカレーション
第6節 高齢者によるストーキングとインターネットによるストーキング
第7節 悪質なクレーマーの出現
第8節 悪質なクレーマーへの研究アプローチ
第9節 悪質なクレーマー研究の今後
第9章 災害時の情報処理:社会心理学からの接近 (田中 淳)
第1節 社会情報論的アプローチ
第2節 計画的行動理論から見た避難意図モデル
第3節 知識の構造化
第4節 災害研究からみた社会心理学への展望
第10章 社会的逆境を乗り越えるイメージのカ:イメージを媒介とする心理療法のエビデンスと展開 (松田英子)
第1節 現代の心理相談に見られる社会的逆境
第2節 社会的逆境が精神的健康に及ぼす影響
第3節 イメージを媒介とする心理療法と精神的回復
第4節 社会的逆境がもたらす精神的な成長とイメージを媒介する心理療法
おわりに (安藤清志・大島 尚)