出版社を探す

青春新書インテリジェンス

被害者のふりをせずにはいられない人

著:片田 珠美

紙版

内容紹介

いい人から怖い人へ。なぜ、ある日突然、豹変するのか。職場、家庭、友人、SNS…やっかいな人たちとその対処法を人気精神科医が明かす。こんな“被害者ぶる人”から身を守れ。●上司から遅刻をとがめられ「パワハラだ」と逆ギレ●女性から食事の誘いを断られ、ストーカー化。根も葉もない噂を流す●自己保身のために、相手の非をあげつらう●不倫が報じられた芸能人を活動自粛に追い込む。その深層心理とは?●“被害者ぶる人”と“リアル被害者”を混同するな。「被害者ならば何をしても許される」そう思い込んで被害者のふりをする人が、いま社会に蔓延している。必ずしも自分が実際に被害を受けたわけではないのに、あたかも被害者であるかのように装い、まわりの人々を味方につけて誰かを攻撃する。〝被害者ぶる人〟のターゲットにされると、いつの間にか立場が入れ替わって、こちらが悪者にされかねない。その結果、心を病んでしまうことも…。〝被害者ぶる人〟たちは、なぜ自分が被害者であるかのように装うのか?

著者略歴

著:片田 珠美
広島県生まれ。精神科医。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析的視点から研究。著書多数。

ISBN:9784413045407
出版社:青春出版社
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:990円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP