21世紀カウンセリング叢書
ZEN心理療法
著:安藤 治
内容紹介
数多い心理療法に、また「新たな心理療法」を提言する。本書が中心に置くのは”ZENつまり「禅」。日本の優れた伝統的精神文化の再認識・再発見の可能性も含めて、さらに欧米の宗教をも視野に入れて現代の心理療法と「瞑想」や「仏教」との接点を追求する。
目次
はじめに
第一章 ZEN心理療法とは何か
1.ZENの広がり
2.ZEN心理療法への道程
3.心理療法としてのZEN
4.ストレス・リダクション(低減)のためのZEN
5.心理療法における瞑想の応用
6.ZEN心理療法の広がり
7.治療者・対人援助者のためのZEN
8.ZEN心理療法の現代的意義
第二章 ZEN心理療法の実践
1.心理療法に取り入れるZEN
2.ストレス・リダクション・プログラム
3.不安障害・パニック障害への応用
4.うつ状態・ひきこもりの例
5.生きている意味が分からない
6.中年期の危機
7.老いを見つめる深い反省
8.ZEN心理療法の適応と非適応
第三章 治療者・対人援助のためのZEN
1.ZEN心理療法の本質
2.援助者に求められること=「自分に正直になる」
3.治療者・援助者に取っての瞑想の意義
4.思いやりという意識状態
5.思いやりを養うZEN
6.思いやりの文化をいかに回復できるか
7.対人援助を通しての学び
8.ZENの道
第四章 自己成長に役立てるZEN
1.現代社会と「宗教」
2.自己成長のための「修行」
3.自分のための心理療法
4.自分を観る
5.ZENを日常生活に活かす
6.自己覚知と思いやり
補遺章 現代社会における各種の瞑想技法
1.ZEN(坐禅)の方法
2.ヴィパッサナ瞑想(マインドフルネス・メディテーション)
3.チベットの瞑想
4.TM瞑想(超越瞑想)
5.ヨーガ
6.その他の瞑想伝統
あとがき
参考文献
ISBN:9784411003607
。出版社:駿河台出版社
。判型:B6
。ページ数:262ページ
。定価:1900円(本体)
。発行年月日:2005年02月
。発売日:2005年02月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP。