新装版 人と思想 102
T(トマス)・S(スターンズ)・エリオット
著:徳永 暢三
紙版
内容紹介
革命的な長詩『荒地』で英米の詩界に衝撃を与えたT.S.エリオットは,日本の詩人にも影響を及ぼした。それは,荒地グループの作品が明らかである。また,エリオット研究者の数も多い。しかし,人間エリオットについては,彼自身が私生活を語ることが少なく,資料不足もあって,陰影あるエリオット像は得られていない。本書では人物としてのエリオットの表裏を描き出し,彼の詩の手引きをすることを心がけている。エリオットの伝記はその詩を直接には解説しないにせよ,深いところでは人生と詩は互いに照らし合っていることが分かる。
目次
目次(内容と構成)
はじめに
Ⅰ T・S・エリオットの生涯
一、出発――幼時の精神的風土、ハヴァード大学
二、イギリスへ渡る――詩人としての出発
三、英国国教会に入信
四、ヴィヴィエンと別居――『四つの四重奏』
五、ヴィヴィエンの死、ノーベル賞、劇作
六、再婚、晩年
Ⅱ T・S・エリオットの詩とその思想
一、「J・アルフレッド・プルーフロックの恋歌」
二、『荒地』
三、『四つの四重奏』
Ⅲ T・S・エリオットの思想的特徴
一、異神を求めて
二、キリスト教観
三、エリオットの批評用語
年譜
参考文献
さくいん
ISBN:9784389421021
。出版社:清水書院
。判型:新書
。ページ数:264ページ
。定価:1000円(本体)
。発行年月日:2014年09月
。発売日:2014年09月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC。