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新装版 人と思想 71

平塚らいてう

著:小林 登美枝

紙版

内容紹介

平塚らいてうの八五年の足跡を見ると,さながら近代女性誌を眺める思いである。長い封建の帳に閉じこめられていた日本の女たちは,明治の末年に出現した「青鞜」によって,まばゆい青春の輝きをわがものとしたのである。「青鞜」の盟主らいてうが,その出発点から高らかにかかげた婦人解放の炬火は,今日に生きる女性たちの道しるべとして,今なお光を失ってはいない。この先駆的な女性の人と思想から,今日私たちが学ぶべきものは実に多いのである。

目次

目次(内容と構成)
平塚らいてうについて
Ⅰ 自我の形成期
   幼年時代
   少女時代
   青春時代
Ⅱ わが道への出発
   塩原事件
Ⅲ 「青鞜」時代
   「青鞜」の誕生
   「新しい女」のルーツ
   恋愛から共同世活へ
   「青鞜」の終焉
Ⅳ 母性保護論争と新婦人協会
   母性の苦悩からの出発
   新婦人協会の活動
Ⅴ 平和と民主主義を求めて
   新しいいぶきの中で
   あとがき
   年譜
   参考文献
   さくいん

ISBN:9784389420710
出版社:清水書院
判型:新書
ページ数:232ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2015年09月
発売日:2015年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB