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百人百話 第1集

故郷にとどまる 故郷を離れる それぞれの選択

著:岩上 安身

紙版

内容紹介

2011年3月11日、東日本を襲った未曽有の大地震と津波。
そして福島第一原発事故……。
東北、福島の地で暮らしてきた100人、一人ひとりの思いを、
IWJ代表 岩上安身がインタビューで紡ぎだす、一人語り、第一集。

目次

佐藤 早苗 —何でこんなに避難することが難しくなっているのか
長野 寛 —失ってわかった、豊かな土地・福島
トシユキ —父ちゃん、なんで福島なの? 俺、結婚できるかな
アンナ —自分が夢を捨てられないんです
紋波 幸太郎 —妻の出産、情報に翻弄されて……
鹿目 久美 —福島と神奈川、娘と往き来する中で
島村 守彦 —とにかく南に逃げろ! 100㎞以上逃げろ!
有馬 克子 —なんでこんなに無防備なの?
遠藤 浩二 —気がついたら20㎞圏内にいた(DJ mambow)
志田 守 —なんでもないことを奪われている
サチコ —メルトダウンて、今さら言われても
種市 靖行 —僕だったらヨウ素剤を配っていた
比佐 千春 —マスコミと同じく、私自身もなぜか自主規制してしまう
小堀 健太郎 —同じサーファーでも、意見も行動も分かれる
齋藤 英子 —ママは帰っていわき守って
吉田 幸洋 —三代にわたらないと、復興は成しえないんじゃなかろうか
佐々木 慶子 —シニアが頑張るしかないんじゃないかな
植木 宏 —僕たちは無力じゃない、微力なだけだ
千葉 由美 —孤立している人をつなげたい
手塚 雅孔 —故郷を廃墟にしたくない
渡部 信一郎 —お山というのは自分の命と同じなんだ
佐藤 幸子 —戦場の中に子どもを置いてはいけない
宍戸 慈 —朝7時、放送が終わった瞬間で泣いているんです
阿部 留美子 —「故郷を捨てるのか」と言われながら、避難して……
田口 葉子 —3・11まで原発のことは何も知らなかった
高村 美春 —お墓は警戒区域内に……、今はお墓参りすらできず
黒田 節子 —映像は嘘をつかない、本当に怒ったようには映りませんね
武藤 類子 —「見えない柵」が張られている
大塚 愛 —つながって生きていればいい
◎福島原発事故経過(2011.3.11〜2012.1.31)

ISBN:9784380120008
出版社:三一書房
判型:4-6
ページ数:352ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2012年03月
発売日:2012年03月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS