序 章 問題設定と分析視角
第1部 イギリスにおける議会解散権の法的構造
第1章 首相と議会解散権――与党議員の統制という観点から
第2章 機能と正統性の源泉たる君主
第3章 デッドロックと回帰――2011年議会任期固定法から2022年廃止法まで
第2部 政府の創出――議院内閣制における議会解散権
第4章 政府の創出と議会解散権――欧州君主制諸国における比較
第3部 日本国憲法における議院内閣制と衆議院解散権
第5章 戦後議院内閣制の構図形成
第6章 衆議院解散権をめぐる学説の検討(1)
第7章 衆議院解散権をめぐる学説の検討(2)
第8章 憲法69条の再構成――政府の創出における動態的プロセス
第9章 早期解散と政府の創出――2024年解散を契機として
終 章 本書のまとめ
【事項索引/人名索引】
【詳細目次】
序章 問題設定と分析視角
Ⅰ. 問題の所在――衆議院解散権の意味変容
Ⅱ. 本書の課題――フレームワークの見直しに向けて
Ⅲ. 従来の統治機構論の「揺らぎ」?
Ⅳ. 本書のアプローチ
Ⅴ. なぜイギリスか――イギリス議院内閣制を検討するうえでの着眼点
Ⅵ. 本書の構成
第1部 イギリスにおける議会解散権の法的構造
第1章 首相と議会解散権――与党議員の統制という観点から
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 信任附帯
Ⅲ. 本章のまとめ
第2章 機能と正統性の源泉たる君主
Ⅰ. 大臣助言制の対象外たる議会解散権
Ⅱ. 機能の源泉たる君主
Ⅲ. 首相任命権という自立性の根拠――正統性の源泉たる君主
Ⅳ. 「議会解散権と首相任命権の連関」と信任附帯
Ⅴ. イギリスにおける「対抗的解散」の背景
第3章 デッドロックと回帰――2011年議会任期固定法から2022年廃止法まで
Ⅰ. 2011年議会任期固定法の基本構造
Ⅱ. ブレグジットの「デッドロック」とFTPA
Ⅲ. 2022年廃止法の制定と諸論点
第2部 政府の創出――議院内閣制における議会解散権
第4章 政府の創出と議会解散権――欧州君主制諸国における比較
Ⅰ. 第1部における検討のまとめ
Ⅱ. イギリスにおける「政府の創出」と議会解散権の関係
Ⅲ. 欧州君主制諸国における政府の創出と議会解散権
Ⅳ. 本章のまとめ
Ⅴ. 補論:ドイツにおける政府の創出と議会解散権
第3部 日本国憲法における議院内閣制と衆議院解散権
第5章 戦後議院内閣制の構図形成
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 日本国憲法制定過程における議院内閣制論――首相指名条項と解散権
Ⅲ. 戦後議院内閣制論の構図形成――馴れ合い解散と第一次解散権論争
Ⅳ. 構図の再検討――抜き打ち解散と両院法規委員会
第6章 衆議院解散権をめぐる学説の検討(1)
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 分類方針の設定――「議院内閣制の本質論」との関係性
Ⅲ. ハードな自立性説
Ⅳ. 小括
第7章 衆議院解散をめぐる学説の検討(2)
Ⅰ. ソフトな自立性説
Ⅱ. 解散の民意反映機能
Ⅲ. 従来の69条「限定」説と自律解散説
Ⅳ. 本章のまとめ
第8章 憲法69条の再構成――政府の創出における動態的プロセス
Ⅰ. 芦部信喜の「苦悩」
Ⅱ. 憲法69条の再構成
第9章 早期解散と政府の創出――2024年解散を契機として
Ⅰ. はじめに
Ⅱ. 早期解散に対する憲法上の評価
Ⅲ. 早期解散に対する統制可能性――憲法53条の観点から
Ⅳ. 衆議院解散における協働と責任――「政府の創出」の観点から
Ⅴ. おわりに
終章――本書のまとめ
【事項索引/人名索引】