構築された仏教思想 蓮如
ともに泣く求道者
著:佐々木隆晃
紙版
内容紹介
蓮如(れんにょ 1415~1499)は、室町時代の本願寺第八代宗主で、本願寺教団を拡大させた「中興の祖」といわれる。戦国時代のはじまりのころ、農民の自治組織が発達した時期でもあり真宗門徒による「一向一揆」が巻き起こった。史上まれなる波乱の時代にあって、イデオローグとして、また信仰者としてどう生きたかを明らかにし、浄土真宗門徒が日ごろから読み続ける『御文(御文章)』の思想性に最新の学術研究を紹介しつつ迫る。
目次
まえがき
第一章 法然・親鸞から蓮如
1 蓮如という人―今も生きる蓮如
2 蓮如御遠忌と蓮如研究
3 日本浄土教の流れ―浄土仏教とは
4 法然・親鸞から蓮如
第二章 蓮如の生涯
1 誕生から若き日
2 継職から伝道
3 教団の飛躍的発展
4 晩年の日々
第三章 蓮如思想の特質
1 親鸞思想と法然門下―教えの要
2 浄土異流
3 たすけたまへ
4 機法一体
5 時衆・一向宗と蓮如
第四章「御文章(御文)」の世界
1 蓮如の伝道
2 蓮如の覚悟―継職、そして宗主として
3 蓮如の思い―「御文章」の理念と名句解説
あとがき
参考文献
ISBN:9784333028795
。出版社:佼成出版社
。判型:B6
。ページ数:144ページ
。定価:1600円(本体)
。発行年月日:2022年08月
。発売日:2022年08月24日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB。