近所の林で見かけた栗毛の野良犬のことが、たくとは気になっていました。家に帰ってお母さんに相談すると「うちで飼ってあげようか」と言ってくれて、たくとはお母さんと一緒に貼り紙を作って目撃情報を待つことにしました。すると、ある日それらしき犬が保健所に連れていかれたという連絡が入り……。物語の後半、孤独だとばかり思っていたその犬の意外な事実が判明して、たくととお母さんは喜びで胸がいっぱいになります。実話を元にした感動の物語。
【出版社コメント】福岡県で実際にあったお話を元にした物語です。そのエピソードをネット記事で読んで感銘を受けた児童文学作家のあんずゆきさんが、本人に取材をして新たな作品として創作しました。保護された当初は怯えてぜんぜん懐かなかった犬が徐々に心を開いていく様子や、一人ぼっちで寂しく暮らしていたと思っていた野良犬が、実はたくさんの人たちにかわいがってもらっていたことが判明するシーンがとても感動的です。